日本小児血液がん学会専門医研修施設研修プログラム.pdfVIP

日本小児血液・がん学会専門医研修施設 研修プログラム 広島赤十字・原爆病院 研修施設名 広島赤十字・原爆病院小児科 運用期間 平成 23 年度～平成 27 年度 指導責任者 浜本 和子（広島赤十字・原爆病院小児科） 作成 平成 23 年 8 月 10 日 1. 研修対象者 小児血液・がん専門医を志す小児科医（小児科専門医取得前） 2. 研修期間 原則として 24 ヶ月間 3. 一般目標（GIO） 小児血液疾患および小児がんの子供たちに質の高い専門医療を提供するために、小児血液疾患およ び小児がん領域に関する幅広い知識と十分な経験および錬磨された技能を習得した医師を育成する。 4. 指導医 研修責任者 ：藤田直人 小 児 科 ：浜本和子(小児科専門医) 藤田直人(暫定指導医) 中村和洋(暫定指導医、広島大学病院) 小 児 外 科：檜山英三(小児がん認定外科医、広島大学病院) 小倉 薫(小児外科専門医、広島大学病院) 放 射 線 科：森 正樹(放射線診断専門医) 柏戸宏造(放射線治療専門医) 病 理 科 ：藤原 恵(病理専門医) 5. 研修場所 主たる研修施設は広島赤十字・原爆病院であり、以下の要件につき研修している。 1) 造血器腫瘍・非腫瘍性血液疾患の診療 2) 造血幹細胞移植（骨髄移植推進財団認定施設およびさい帯血バンクネットワーク登録施設） 3) 病理診断（病理専門医が常勤で在籍） 4) 放射線治療（放射線治療専門医が常勤で在籍） 診療協力施設として広島大学病院があり、以下の要件につき協力して研修を行う。 5) 小児外科治療（小児がん認定外科医が常勤で在籍） 6) 骨軟部腫瘍を含む固形腫瘍・脳腫瘍の診療（小児血液・がん専門医研修施設） 6. 行動目標（SBOｓ） 1) 下記の研修単元大項目およびこれに関連して別紙「日本小児血液・がん学会専門医カリキュラム」 に規定されている詳細事項についての知識・態度・技能を習得する。 1. 血液学総論 2. 赤血球 3. 白血球 4. 免疫異常 5. 血小板 6. 凝固 7. 腫瘍学総論 8. 造血器腫瘍 9. 固形腫瘍 10. 脳脊髄腫瘍 11. 治療学総論 12. 輸血療法 13. 細胞療法 14. 緩和医療 15. 晩期障害長期合併症 16. 倫理・研究 2) 以下の資格を取得していない場合には研修終了までに取得する。 (1) 日本小児科学会小児科専門医 (2) 日本がん治療認定医機構がん治療認定医または日本血液学会血液専門医 7. 学習法略（臨床経験・知識の習得・習慣の習得） 1) 指導医のもとで診療チームの一員として下記に挙げる小児血液疾患および小児がん各疾患の診 断・治療を経験する。 (1) 造血器腫瘍（10 例以上）：急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、悪性リンパ腫 (2) 固形腫瘍（10 例以上）：神経芽腫、肝芽腫、腎芽腫、胚細胞腫瘍、骨軟部腫瘍、脳腫瘍 (3) 非腫瘍性血液疾患（5 例以上）：赤血球疾患（鉄欠乏性貧血を除く）、非腫瘍性白血球系疾患、 血小板異常、凝固障害 2) 指導医のもとで診療チームの一員として造血幹細胞移植に関わる診断・治療を経験する。 3) 上記 1）、2）に述べた経験症例については、専門医申請に必要な重複しない 30 例の症例一覧と、 そのうちの個別症例表を 15 例記載する必要があるため、以下の 10 例は必ず経験する。 急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、悪性リンパ腫、小児外科腫瘍（神経芽腫、肝芽腫、腎芽 腫、胚細胞腫瘍のうち一つ）、骨軟部腫瘍、脳腫瘍、赤血球疾患（鉄欠乏性貧血を除く）、血小板異 常、凝固障害、同種造血幹細胞移植症例 4) 指導医のもとで診療チームの