日本大学病院消化器センター（消化器外科）ニ1ュースレター.pdfVIP

1 日本大学病院 消化器センター（消化器外科）ニ 1 ュースレター No.6 2016 年 ております。 外科医＝手術をするというイメー ジですが、当然のことながら外科医は 手術だけを行っているわけではあり ません。術前・術後管理、それを含め 日本大学病院消化器センター た外来診察、手術（腹腔鏡・開腹／予 消化器外科 病棟班長 宮国 泰己 定・緊急）、化学療法の導入、消化器 （みやくに たいき） 癌における抗がん剤の進歩により外 来での化学療法も施行しております。 新緑がまぶしい時期となってまい また、緩和ケアの分野も進歩してきて りました。 おります。 この度、新年度より病棟で班長を務め 術前患者さんについては消化器外 ることになりました宮国 泰己と申 科のなかで何度もカンファレンスを します。 行い、同じフロアー内の消化器内科と 医療体制が昔と異なり、大学病院を始 連絡を取り合い、消化器センターの内 めとする各医療機関で医療が細分化 科外科カンファレンスも施行しなが されていく風潮が強まっております ら、ガイドラインを基本として根治性 が、当科では細分化せずに消化器全般 と安全性を重視した治療選択を行っ の外科を扱っております。上部消化管 ております。患者さんからの感謝もい （食道・胃）、下部消化管（小腸・大 ただきより良い外科治療を行ってい 腸・直腸）、肝・胆・膵領域における ると思っております。 手術、また、急性腹症に対する緊急手 最近では紹介状持参患者数も増え 術（虫垂炎・胆嚢炎・腸閉塞など）、 手術件数も増加傾向にあり、ご紹介頂 脱腸（ヘルニア）や肛門疾患を始めと いた先生方には非常に感謝いたして する良性疾患など多岐に渡る分野で おります。医療連携をとりつつ患者様 診療を行っております。各分野を専門 により良い医療の提供を行えるよう とする医師が在籍しており、より良い に頑張りたいと思っています。今後と 医療が提供できるように日々精進し も宜しくお願いいたします。 宮国 泰己 ：東京都出身。慶応義塾中等部、慶応義塾志木高等学校を経て日本大学医学部入学 平成１８年 日本大学医学部卒業 ２年間の日本大学医学部附属病院での総合臨床研修 平成２０年４月 日本大学医学部消化器外科入局 平成２１年４月 公立昭和病院後期レジデント