週刊穀物.PDFVIP

1 週刊穀物 世界の穀物情報がここに凝縮されています。 毎週水曜日夕方発行 穀物価格横這い中 発行日 ： 20 16/2/3 2月2日のシカゴ トウモロコシ3月限＋1.25セン ト高の372.50セン ト。期近が反発。終値の前日比は2.50セン ト安～ 2.25セン ト高。 ドル安や中国株の上昇、大豆 ・小麦の上昇で前日高値を抜いたあと、原油や欧米株価の急落が圧迫 したが、 ドル急落やアルゼンチンの雨不足、大豆 ・小麦の急伸で上値を伸ば した。ただ、株価急落や ドルの反発で上げ幅を削った。 時間外取引を373.00～370.00セン トのレンジで推移 し、前日比1.00セン ト安の370.25セン トで引けた。3月限は、売 りが優勢にな ったあと、 ドル安や中国株の上昇、大豆 ・小麦の上昇で前日高値 （37 1.75セン ト）を上回ったが、原油急落 や米株価指数先物の下落で序盤の安値を下回った。 立会時間は、時間外取引の安値 （370.00セン ト）で寄り付き、369.00セン ト （2.25セン ト安 ：0.6％）まで値を消 した が、 ドル安加速や大豆 ・小麦の反発で時間外取引の高値を突破 し、373.75セン ト （2.50セン ト高 ：0.7％）まで値を飛ば した。アルゼンチン産地ではコーンの30～40％が受粉期に突入、今後2週間に雨が降らないと単収が低下する可能性があ る。ブラジルは先月コーンを446万 トン輸出 したが、国内畜産農家向けにコーンの輸出を規制するとの噂も強材料。上昇が 一服 したあとは、 ドル反発や原油 ・株価の急落で後退 したが、前日終値で下げ止まったことや ドル安再開で反発に転 じた。 今日の材料 ・ブラジル ・コーン産地は今後5 日間、恵みの雨や気温低下が予報される。 高温で乾燥 した天気によりRGDS州は土壌水分が減少 している。 2月2日のシカゴ大豆3月限は＋1.00セン ト高の881.75セン ト。 ドル安や中国株の上昇で前日高値を突破 したあと、原油 及び欧米株価の急落、飼料穀物の下値追いで値を消 したが、 ドル安加速や飼料穀物の急反発、大豆粕の切 り返 し、アルゼン チン産地の雨不足、100 日移動平均超えで上値を伸ば した。時間外取引を885.00～879.50セン トのレンジで推移 し、前 日比1.00セン ト高の881.75セン トで引けた。3月限は、安寄りしたが、 ドル安や中国株の上昇をはや して前日高値 （883.25セン ト）を突破 した。ただ、原油急落が圧迫 して高値から押された。 立会時間は、0.25セン ト高で寄り付いたあと、原油急落や飼料穀物の下値追いで時間外取引の安値を下回ったが、 878.25セン ト （2.50セン ト安 ：0.3％）で下げ止まって切 り返 した。 ドル安加速や飼料穀物の急反発、大豆粕の切 り返 し をはや して時間外取引の高値を突破 し、889.50セン ト （8.75セン ト高 ：1.0％）まで年初来高値を更新 した。アルゼンチ ン産地の雨不足が続き、今週後半の降雨予報が実現 しないと大豆生産高見通 しは少なくとも100万～200万 トン下方修正 されるとの見方が広が った。100 日移動平均 （883.25セン ト）超えによるテクニカル改善も買い材料となり、昨年12月 22日以来の高値を付けた。節目の890セン トにとどかず上昇が一服 したあとは、 ドル反発や原油 ・株価の急落で高値から 下押されたが、884.75セン トで下げ止まって反発に転 じた。 （つづく） 2 大豆粕は急反発。終値の前日比は2.60～4.40 ドル高、中心限月の3月限は3.60 ドル高の274.60 ドル。3月限は、安寄 りしたあと、大豆反発や ドル安、中国株の上昇をはや して前日高値 （272.90 ドル）を突破 したが、原油や欧米株価の急落、 大豆 ・飼料穀物の反落で269.30 ドルまで値を消 した。 しか しながら、 ドル安加速で大豆 ・飼料穀物が急反発、アルゼンチ ンの雨不足、大豆油とのスプレッ ド買いで急反発に転 じ、時間外取引の高値を突破 して274.90 ドルまで値を飛ば した。1 月14 日以来の高値水準。ただ、