電波伝搬障害防止計算に必要なx、y値等の求め方.docVIP

電波伝搬障害判定に必要な建築物のＸＹ座標値の求め方 ◎ＸＹ座標とは 地球上のある地点の緯度経度は、基準となる座標系原点からの平面上の南北及び東西方向の距離で表すことができ、南北方向をＸ軸、東西方向をＹ軸として、原点より北及び東が＋、南及び西が－の数値になります。 日本は１９の平面直角座標系で区分されており、九州地区は長崎県にある座標系番号１（北緯33度0分0秒129度30分0秒33度0分0秒131度0分0秒◎建築物の各角の相対座標値の求め方 縮尺１００分の１～２００分の１程度の建築物の平面図をご用意ください。 １．前項でＸＹ座標値を求めたＰ点を座標軸の中心（０，０）とします。 ここでの座標軸は、東西方向をｘ、南北方向をｙとします。 ２．図３のように、建築物の各角に低い階層から①、②、③???と時計回りに番号をつけていきます。最大で１６個までです。 ３．Ｐ点から各角までの東西及び南北方向の距離をミリメートル単位で測り、それぞれの相対座標値を算出します。 縮尺が１００分の１の場合、図面上の１０ミリメートルが１メートルになります。 図３ 注　ここでは東西方向をｘ、南北方向をｙとします。（　）内の単位はメートルです。 Ｐ点のＸＹ座標値を算出したときとは縦横が逆になりますので、ご注意ください。 ２．各角のＰ点に対する相対座標値を、下記のように別表に記入し提出してください。 　記載例 別表 高層建築物の場所：　○○県○○市○○○○　　　　　　　　　　　　　　 　　ｍ＝64.63750km　ｎ＝－56.21750km　ａ＝30ｍｍ　ｂ＝69ｍｍ Ｘ＝ 64562.5　　Ｙ＝ -56045.0 階層(*1) ｐ(*2) x(*3) ｙ(*4) h(*5) 1 ① 4.8 2.0 40 1 ② 13.0 -16.3 40 1 ③ -5.6 -25.0 40 1 ④ -14.0 -6.3 40 2 ⑤ 0 0 10 2 ⑥ 6.0 -13.7 10 2 ⑦ -7.6 -20.0 10 2 ⑧ -14.0 -6.3 10 (*1)階層：低いほうから１，２，３???とします。 (*2) ｐ ：ポイント番号　時計回りに①、②、③???とつけます。 (*3) ｘ ：Ｐからの東西方向相対距離[m]　　Ｐより東であれば ＋ 西であれば － (*4) ｙ ：Ｐからの南北方向相対距離[m]　　Ｐより北であれば ＋ 南であれば － (*5) ｈ ：第１階層の場合は地上からの高さ[m]、第２階層以上は下の階層との差[m]を 記入します。 ?基本的に、最上階の最も北にあるポイントをＰ点とします。 ?地上高３１メートルを超えない階層については、記載の必要はありません。 ?敷地内に２棟以上の建築物があり高層部が独立した別棟になっている場合は、それぞれの棟について別個に上記の表を作成してください。 ?屋根など斜めになっている階層の場合は、高さをその階層の最も高い角にあわせた水平面としてください。 別表 高層建築物の場所：　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｍ＝　　　　　　　　ｎ＝　　　　　　　　ａ＝　　　　　　　　ｂ＝　　　　　　　 Ｘ＝　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｙ＝　　　　　　　　　　　　　　 Ｐ ⑦(-7.6，-20.0) ⑥(6.0，-13.7) ④⑧ (-14.0，-6.3) ③(-5.6，-25.0) Ｘ軸とＹ軸の違いに注意 ｘ －ｘ －ｙ Ｐ Ｑ′ Ｑ 69mm 30mm 18mm 25mm Ｑ′ Ｑ X=64.63750，Y=-56.21750 ｙ ⑤（0，0） ②(13.0，-16.3) ①(4.8，2.0) X=64.5，Y=-56.0 ④ ③ ② ① ⑧ ⑦ ⑥ ⑤ 50m 10m 40m X=64.5，Y=‐56.0 計画場所 X=64.63750，Y=‐56.21750 20m