（柘植先生）東日本大震災と原発事故に学ぶ工学の原点と-日本工学会.pdfVIP

日本工学会技術倫理協議会第８回公開シンポジウム ２０１２年１２月１２日 東日本大震災と原発事故に学ぶ ～工学と技術者の社会的使命 柘植綾夫 日本工学会会長 三つの論点 Ⅰ．我が国の危機的様相と工学の使命 ．科学技術への信頼喪失の復元 Ⅲ．工学の社会的使命への原点回帰と教育・研究への実践 ３． 11 論点 . 我が国の危機的様相と工学の使命 ．産業の収益力低下と雇用問題、確実に予測される 少子高齢化と労働人口の急減＝脆弱な社会経済体質 ２．教育面：科学技術分野の人材育成が初等 ・中等と 高等教育全体にわたり劣化＝負のスパイラル構造 ！ ３．１０００兆円を超える公財政赤字の健全化に向け たイノベーション政策が弱い・ ・・持続可能なイノ ベーション牽引エンジン設計と司令塔機能が不備！ ４．東日本大震災と原発事故による国力の減衰 第三の国難と国創りへの重大変革期！ 第一、第二の国創りで工学・技術者が 果たした社会的使命の再認識を！ 2 2 ５．日本のイノベーション創出人材の弱体化： 「従来の縦割り型学術ディシプリン」の枠にはめられた教 育・研究に重きを置く余り、科学技術的知を活用し、社会・ 経済的価値を創造する「イノベーション創出」の視点から の教育が決定的に欠けている・・・工学教育・研究の欠陥 ６．極めて憂慮すべき事態は、知の創造を社会経済 価値創造に具現化するイノベーションプロセスに不 可欠な、 「 型統合型能力人材の育成のメカニズム が教育・研究の現場で崩壊している」こと。 ７．世界の各国の強力な科学技術とナショナル・イノベー ション政策の一体的強化戦略・・・日本の科学技術駆動 型イノベーション創出能力の強化が焦眉の課題 工学と技術者の社会的使命の視座に立った 原点回帰が、日本新生への喫緊の課題！ 3 3 日本新生に必須のイノベーション牽引エンジン A .Tsuge, 2010.７ 幸せな生活 健全な雇用 強い社会保障 強い家庭の財政 強い経済・企業財政 納税：６０兆から （ 変正 年１．３兆円自然増 社イ ４０兆へ減少 会ノ換のの 強い公財政 経ベすスス １０００兆赤字の増加 済 ーるパパ イイ 価 シ ララ