保水性舗装技术资料PDF124KB-路面温度上升抑制舗装研究会.PDFVIP

保水性舗装技術資料Ver.3 【 保 水 性 舗 装 】 技 術 資 料 平成 ２３年 ７月 路面温度上昇抑制舗装研究会 保水性舗装技術資料Ver.3 － 目 次 － 頁 １．保水性舗装とは １ ２．熱環境の改善効果 ２ （１）路面温度の上昇抑制効果 ２ （２）大気温度の上昇抑制効果 ２ ３．適用箇所 ３ ４．性能評価 ３ （１）路面温度低減値 ３ （２）保水量 ３ ５．設 計 ４ （１）舗装の構成 ４ （２）車道 ４ （３）歩道等 ４ ６．材 料 ５ （１）アスファルト ５ （２）アスファルト混合物 ６ （３）保水材 ６ ７．施 工 ７ （１）保水性舗装の施工手順 ７ （２）開粒度アスファルト混合物の施工 ７ （３）保水材の充填 ８ ８．給 水 ９ 付録－１ 保水性舗装室内照射試験方法 １０ 付録－２ 保水性舗装の保水量試験方法 １３ 保水性舗装技術資料Ver.3 １．保水性舗装とは 保水性舗装は、降雨や散水により舗装内に保水された水分が蒸発することで、水の気化熱により路面 温度の上昇を抑制する機能を有した舗装である。 保水性舗装の概念を図-1.1に示す。 降雨や散水 晴天時 浸透･保水 気化熱 保水層 保水層 【降雨や散水により舗装内に保水】 【夏季晴天時は気化熱により路面温度上昇を抑制】 図-1.1 保水性舗装の概念図 保水性舗装は、一般の舗装に比べ路面温度の上昇を抑制するため、夏季の歩行者空間や沿道の熱環境 の改善を図るのに役立つ舗装である。 保水性舗装には、次のものがある。 ① アスファルト舗装系保水性舗装 開粒度アスファルト混合物層の空隙に吸水･保水性能のある材料（以下、保水材と呼ぶ）を充填 したものである。 また、アスファルト舗装系の保水性舗装は、一般の舗装よりも路面温度が低いことから、交通荷 重により生じる塑性変形を低減する効果も有している。 ② コンクリート舗装系保水性舗装 ポーラスコンクリートに保水材を練混ぜあるいは充填したものである。 ③ ブロック舗装系保水性舗装 吸水･保水能力を備えた舗装用ブロックを用いたもので、主として歩行者系の舗装に適用される ものである。 なお、本技術資料はアスファルト舗装系保水性舗装を対象とする。 1