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卒業論文 「ファッション?マーケティング」 ２００３ｒ０４５ 序章　はじめに～問題意識～ 4 第１章 ファッションとファッションビジネス 5 第１節 ファッションとは 5 第１項 ファッションの定義 5 第２項 ファッションの本質 5 第３項 ファッションは都市が作る 5 第２節 ファッションビジネスとは 6 第１項 ファッションビジネスの定義 6 第２項 ファッションビジネスは人間心理の予測 7 第３節 流行に関するフレームワーク 7 第１項 現在の流行のとらえ方 7 第２項 流行に対する考え方の基礎 7 第３項 流行とファッションの関係 8 第４項 流行との付き合い方 8 第２章 ファッションマーケティング 9 第１節 ファッションマーケティングとは 9 第１項 ファッションマーケティングの定義 9 第２項 ファッションマーケティングの２つの方向性 9 第２節 ファッションマーケティングの特徴 9 第１項 ファッションマーケティングはエモーショナル?マーケティング 10 第２項 ファッションマーケティングは他分野に応用可能 10 第３項 ファッションマーケティングは経営戦略そのもの 10 第３節 ファッションマーケティングは「ファッション?バリュー」創出マーケティング 11 第１項 ファッション化とは何か 11 第２項 ファッション?バリューの持つ意味 11 第３項 ソフト資産としてのファッション?バリュー 11 第４節 ファッションマーケティングはライフスタイル?マーケティング 12 第１項 ライフスタイルとは何か 12 第２項 ライフスタイル?マーケティング 12 第３項 ライフスタイルとファッションの関係 12 第４項 ライフスタイルこそがファッション?バリューの宝庫 13 第３章 ブランド 14 第１節 ブランド 14 第１項 ブランドの持つ意味 14 第２項 ブランドとは何か 14 第３項 知価ブランドの登場 15 第４項 知価ブランドの特色 15 第２節 ルイ?ヴィトン 16 第１項 ルイ?ヴィトン 16 第２項 伝統を活かした知価ブランド 17 第３項 不滅のモノグラム 17 第３節 ルイ?ヴィトンのコミュニケーション戦略 17 第１項 コンセプト 18 第２項 多様性に適応できる巨大なイメージ 18 第４章 ファッションマーケティングの今後の展開　～まとめにかえて～ 19 序章　はじめに～問題意識～ 　ファッションビジネスには、さまざまな問題があります。消費者への対応で見ていくと、消費者にとって魅力あるファッションの創造では、新しいものを作り提案していくという長期的な視点をもつことや、ファッションを楽しむための効果的な演出を作り出すことが欠けていると思います。また、他国に比べ日本の消費者は、海外ブランド志向が強いのです。日本にも、デザインや素材で世界に通用するものがあるのに、消費者に対するブランドイメージが構築されていないのです。ブランドは夢を作ることでもあります。洋服だけでのファッションビジネスを考えずに、ライフスタイル自体を提案すべきなのではないでしょうか。 　また、流れるように広まる状態の「流行」が生まれてきます。しかし、流行は決してある日突然に目の前に現れるものではないのです。そこには、社会背景?時代の空気?企業の提案?消費者の心理など、様々な要因が含まれています。それらが混合した形で、私たちの目の前に現象として現れているのでしょう。 　このように、ファッションビジネスのマーケティングや流行、ブランドについて研究していくうえで、多くの問題を含みファッションビジネスを理解していくことは、社会的な意味においても、日常生活を営むうえでも、実りの多いことであると考えます。 そこで現代のファッションビジネスについて、ファッションなどの流行やブランドの観点から本質を明らかにしていきたいと思います。 ファッションとファッションビジネス ファッションとは 「ファッションとは？」という基本からおっていきたいと思います。「ファッション」という言葉は、流行のスタイル、または衣服や小物などの「モノ」に限定されて使われていました。しかし、現在では、それぞれの人間の生き方や生活スタイルをベースにした、もう少し広範囲な意味として用いられるようになってきています。すでにファッションは、衣服や服飾品だけでなく、食べる事や、住む事、遊ぶ事など生活の全てに広がっているのです。 ファッションの定義 ファッションの語源は、ラテン語のfactio（ファクティオ）であると言われています。その意味として、日本では「人間の創造行為」の、「礼儀」「流行」「はやり」という言葉に訳されています。また、現在ファッションビジネ業界で一般的に言われているファ