公的介護保険制度の現状と今後の役割.PDFVIP

公的介護保険制度の現状と今後の役割 平成２５年 厚生労働省 老健局 総務課 1 １．介護保険制度制定の経緯 2 高齢者保健福祉政策の流れ 年 代 高齢化率 主 な 政 策 1963年 老人福祉法制定 １９６０年代 ５．７％ ◇特別養護老人ホーム創設 高齢者福祉政策の始まり (1960) ◇老人家庭奉仕員 （ホームヘルパー）法制化 1973年 老人医療費無料化 １９７０年代 ７．１％ 老人医療費の増大 (1970) 1982年 老人保健法の制定 １９８０年代 ◇老人医療費の一定額負担の導入等 ９．１％ 社会的入院や寝たきり (1980) 1989年 ゴール ドプラン （高齢者保健福祉推進十か年戦略）の策定 老人の社会的問題化 ◇施設緊急整備と在宅福祉の推進 １９９０年代 １２．０％ 1994年 新ゴール ドプラン （新 ・高齢者保健福祉推進十か年戦略）策定 ゴールドプランの推進 (1990) ◇在宅介護の充実 1996年 連立与党３党政策合意 １４．５％ 介護保険制度の導入準備 介護保険制度創設に関する 「与党合意事項」 (1995) 1997年 介護保険法成立 ２０００年代 １７．３％ 2000年 介護保険施行 介護保険制度の実施 (2000) 3 高齢者介護に関する従前の制度の問題点 老人福祉 老人医療 対象となるサービス 対象となるサービス ・特別養護老人ホーム等 ・老人保健施設、療養型病床群、一般病院等 ・ホームヘルプサービス、デイサービス等 ・訪問看護、デイケア等 （問題点） （問題点） ○市町村がサービスの種類、提供機関を ○中高所得者層にとって利用者負担が福祉サー 決めるため、利用者がサービスの選択をする ビスより低く、また、福祉サービスの基盤整備が ことができない。 不十分であったため、介護を理由とする一般 ○所得調査が必要なため、利用に当たって 病院への長期入院の問題が発生 心理的抵抗感が伴う。