海外視察報告書-ミキオポスト 議院議員5期目 本維.PDFVIP

海外視察報告書 （⼤韓⺠国・インド共和国・アラブ⾸⻑国連邦） ２０１３年９⽉８⽇〜２０１３年９⽉１８⽇ 下 地 幹 郎 もくじ １． はじめに ２． 韓国 2.1 韓国の概要と視察の⽬的 2.2 韓国での視察 2.2.1 メガ病院（サムスンソウル病院・アサンメディカルセンター） 2.2.2 特化型病院（ウリドゥル病院） 2.3 韓国の医療産業への情熱 2.4 ナショナルトレーニングセンター ３．インド 3.1 インドの概要と視察の⽬的 3.2 インドでの視察 3.2.1 先端病院（フォルティス病院・メダンタ病院） 3.2.2 国⽴病院（AIIMS） 3.3 インドの医療制度と⽇本の⽀援のあり⽅ 3.4 NGO「Save the Children」 3.5 タタ・モーターズ 3.6 マカイバリ紅茶 ４．ドバイ 4.1 ドバイの概要と視察の⽬的 4.2 ドバイでの視察 4.2.1 エアポート・フリーゾーンおよび港湾フリーゾーン（⾃由貿易特区） 4.2.2 ヘルスケアシティ（医療特区） 4.2.3 マスダールシティー（アブダビ） ５．沖縄への提案 ６．結びに 1    1. はじめに この度、9 ⽉ 8 ⽇から 9 ⽉ 18 ⽇までの 10 ⽇間の⽇程で、韓国、インド、アラブ⾸⻑国連邦の 3 カ国を訪問してま いりました。今回の海外視察の訪問先として、これら 3 カ国を選定した共通の理由は「医療」であります。そして、それぞ れの国の個別の⽬的としては、韓国が「オリンピック強化センター」の視察、インドが「⼼臓⼿術・臓器移植の現状と成⻑ するインド経済」、アラブ⾸⻑国連邦が「各種の特区制度と脱⽯油の経済政策」であります。今回訪問した 3 カ国は、 先進国の仲間⼊りが間近な韓国、平均年齢 24 才・⼈⼝ 10 億⼈を超えて急成⻑を成し遂げているインド、近代国 家づくりにチャレンジしているドバイという、それぞれが今、世界の中で注視されている国であるだけに、今後の⽇本・沖縄 を創造する上において、⾮常に参考になる視察であると考えておりました。 まず韓国は、医療においては、4 つの特徴を⾒て取ることができます。第⼀に、⼀つの病院がメガ病院であり、ベッド数 にして 2,000 床を超え、様々な医療体制が構築されていること。第⼆に、メガ病院と⼤企業が⼀体となって、薬や医療