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社会保障財源の検討 －「経済財政改革の基本方針2008」に向けて－ 定例記者会見 2008年4 月16 日 社団法人 日本医師会 ＊2008年4月16 日の定例記者会見で配布した資料から一部変更したものを掲載しています。 2008年度予算編成の動向を振りかえると 経済財政改革の基本方針2007 2007．6.19 閣議決定 「平成23年度までの５年間に実施すべき歳出改革の内容は、 機械的に５年間均等に歳出削減を行うことを想定したもので はない。それぞれの分野が抱える特殊事情や既に決まって いる制度改革時期とも連動させ（以下、略）」 平成20年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について 2007．8.10 閣議了解 年金・医療等の経費「自然増（7,500億円）に対し、制度改革 等による削減・合理化（▲2,200億円）を図り、5,300億円の 増。」 （「平成20年度一般歳出の概算要求基準の考え方」より） 社団法人日本医師会 記者会見（2008年4 月16 日） 1 2008年度予算編成における社会保障費削減額の内訳 項 目 金 額 薬価等引き下げ 約９６０億円 薬 価 約８７０億円 材 料 約９０億円 後発医薬品の使用促進 約２２０億円 政管健保の国庫負担肩代わり 約１，０００億円 健保組合 約７５０億円 共済組合 約２５０億円 国保組合への補助金見直し 約４０億円 退職者医療制度の見直し 約２３０億円 生活保護の母子加算の見直し 約５０億円 合 計 約２，５００億円 削減目標値（2,200億円）との差 約３００億円 (診療報酬本体改定財源) 社団法人日本医師会 記者会見（2008年4 月16 日） 2 2009年度予算に向けての最近の発言 ■「社会保障費を削るのはもう限界です。乾いたタオルを絞っても水は 出ません。（中略）平成21年度予算では社会保障費2,200億円の 削減は行わないと約束していただきたいのであります。」 （2008.1.22参議院本会議：尾辻秀久参議院議員） ■「本当の意味における社会保障が成立しなくなってくる、もしくは社会 保障の質を下げるということになりますから、おのずと限界はあると 思います。」 （2008.2.26衆議院予算委員会：福田総理大臣