东北农业研究（TohokuAgiORe＄.PDFVIP

－81－ 東北農業研究（TohokuAg・iO・Re＄・）81－82（1982） ダイズの収量構成要素の径路分析 佐々木　紘　一 （東北農業試験場） K。uichi SASAKI 1　緒　　　　言 2P24r23P洪＋P2R4 大豆の多収性を考える場合・その構成要素の収量構造あ 3　肢験結果及び考察 るいは相対的比較が問題となる。ここでは・東北地方の品 1日　収量及びその構成要素間の相関係数 種を主体とすろ材料を用い・収量と収量構成要素の英数・ 百粒雲及び一乗内粒数をとりあげ・径路分析を試みたので 粗粒重と収量構成要素相互間の相関係数を表1に示した0 1980年ど81年の相関係数は，概して後者でやや高いが． 報告する○特に一爽内粒数は・これまで重視されることが 同じ傾向となった。すなわち，粗拉重と英数間及び粗粒重 少なかったので・その収量に対する影響に注目して検討を と百粒重間の相関係数はいずれも正であるが，爽数と百機 行った0 重間では負の値で2か年とも有意となった。一万，－爽内 2　試　験　方　法 粒数と他調査形質間の相関係数はいずれも負となったが・ 1日　試験年次1980年と1981年 （21供託材料　東北地方の品種を主体に22品種 と2か年とも負の値となった。これらの相関係数を用いて 径路分析を行った。 13）耕種概要　播種は5月27日。栽植密度は・畦幅75 頭，株間16m．1株2本立てで．8当たり1，677個体であ表1粗粒重及びその構成要素間の相関係数 る．その他は試験地の耕種基準によった0 調査形質 粗 拉重 英　 数 百粒重 一苑 内校数 14）調査形質と径路分析　粗粒重（タ／個体，Ⅹ4）と収 粗　 粒　 重 0．470＊ 0．180 －0．327 量構成要素の英数（爽／個体，Xt），百校重（夢・Ⅹ2）及 －0．488＊ －0．343 英　　　 数 0．149 び一乗内拉致（X。）をとりあげ，4調査形質間の相関係数 百　 校　 重 0．231 －0．727＊＊ －0．350 （－）を用い，図1の08uSal syStemを想定し一Wright 一美内校数 －0．019 －0．144 －0．319 の径路分析法3）により分析を行った。径路係数（P）の計 注．1）対角線の右上側は1980年．同じく左下側は 算式は次のとおりである。 1981年。 2）＊及び＊＊は各々5％及び1％水準で有意。 英　臥Xl） （21各収量構成要素の収量