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P000G31 2013年度　本試験　地理Ｂ 【１】　 　世界の自然環境に関する次の問い(問１～６)に答えよ。 (配点　16) 問１　次の図1は，赤道付近から北極付近における大気大循環の模式図である。図1にかかわる内容について述べた文として最も適当なものを，下の①～④のうちから一つ選べ。　1　 ①　北極付近と赤道付近は，いずれも高圧帯となっている。 ②　高圧帯や低圧帯の南北移動は，降水量の季節変化の一因となっている。 ③　北緯30度付近から高緯度側へ向かう大気の流れは，極東風とよばれる。 ④　北緯30度付近では下降気流が卓越し，湿潤な気候をもたらしている。 問２　次の図2を見て，赤道から北緯20度までの範囲にみられる土壌や植生の特徴を述べた文として誤っているものを，下の①～④のうちから一つ選べ。　2　 ①　アフリカには，栗色土がみられるステップ地域が分布する。 ②　南アジアには，砂漠土がみられる無植生地域が分布する。 ③　東南アジアには，ラトソルがみられる熱帯雨林地域が分布する。 ④　南アメリカには，ラトソルがみられるサバナ地域が分布する。 問３　次の図3中のア～ウは，図2中のA～Cのいずれかの地点における月平均気温を示している。ア～ウとA～Cとの正しい組合せを，下の①～⑥のうちから一つ選べ。　3　 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ア A A B B C C イ B C A C A B ウ C B C A B A 問４　次の①～④の文は，図2中のJ～Mのいずれかの地域における自然環境の特徴について述べたものである。Mに該当するものを，次の①～④のうちから一つ選べ。　4　 ①　いくつかのにある島々では，海面上昇により陸地の水没がされる。 ②　活発な断層活動によって地溝帯が形成され，多くの火山が分布する。 ③　地殻変動で変形した地層に石油がし，大油田地帯を形成している。 ④　プレート境界である海溝付近にが形成され，活発な火山活動がみられる。 問５　次のカ～クの文は，図2中のQ～Sのいずれかの地域にみられる特徴的な地形を説明したものである。カ～クとQ～Sとの正しい組合せを，下の①～⑥のうちから一つ選べ。　5　 カ　氷期に拡大した氷河の侵食によって形成された谷に，その後に起こった海面上昇によって海水が浸入した複雑な入江がみられる。 キ　氷期の後に起こった大規模な海面上昇によって，河川の下流部に海水が浸入した入江がみられる。 ク　平野を流れる河川の下流部に，砂や泥などが大量にして形成された低平な地形がみられる。 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ カ Q Q R R S S キ R S Q S Q R ク S R S Q R Q 問６　次の文ａとｂは，図2中のXとYの地域における地下水とその利用について説明したものである。それぞれの文の正誤の正しい組合せを，下の①～④のうちから一つ選べ。　6　 ａ　X地域では，地下水路を用いて自由地下水をする伝統的な農業が行われ，小麦などが栽培されている。 ｂ　Y地域では，地下水を利用した大規模灌漑農業や，ウシやヒツジの放牧が行われている。 ① ② ③ ④ ａ 正 正 誤 誤 ｂ 正 誤 正 誤 【解答１】　 問１　② 問２　② 問３　③ 問４　④ 問５　④ 問６　② 【解説１】(配点 16) 世界の自然環境　(16点) 正解: 　1　　② 　2　　② 　3　　③ 　4　　④ 　5　　④ 　6　　② 問１　正解は②。①赤道付近は，上昇気流のため低圧帯となっている。③「極東風」ではなく「偏西風」。④北緯30度付近で卓越するのは下降気流ではあるが，下降気流が卓越すると高圧帯となるので，降水量が少なく乾燥する。 問２　正解は②。設問文の範囲における南アジアの気候はほとんどがサバナ気候であり，砂漠土は見られない。なお，南アジアには大インド砂漠があるが，この範囲には該当しない。 問３　正解は③。図3より，ア―冷帯気候と判断できるため，内陸に位置するシカゴ→B。イ―温帯気候で気温の年較差が小さいことから，海洋性の気候である大陸西岸のサンフランシスコ→A。ウ―温帯気候で気温の年較差が大きいことから，大陸東岸のワシントン→C。 問４　正解は④。海溝に沿って形成された島弧は，小アンティル諸島→M。①環礁は南太平洋に多く見られるので，ツバルである→K。②海嶺の一部が陸上に現れた地溝帯があるのは，アイスランド→J。③大油田地帯となっているのは，メキシコ湾岸→L。 問５　正解は④。カ―フィヨルドが見られるのは，チリ南部である→R。キ―ラッパ状に開いた入江であるエスチュアリーとなっているのは，ラプラタ川の河口→S。ク―デルタ地帯となっているのは，チャオプラヤ川の河口→Q。 問６　正解は②。ａ―X地域では，地下水路