ミニバス第1回审判讲习会総评 .docVIP

平成27年5月11日 審判長　 花岡　幸世 広島県北部ミニバスケットボール連盟審判講習会（第1回）の総評 　今年度第1回目の審判講習会に参加された皆様，大変お疲れ様でした。昨年度からさらにレベルアップされており，審判委員長として大変うれしく思います。 今回は，「正しい審判の合図（シグナル）」「ゲーム管理」というめあてで取り組んでいただきました。実際にゲームをふかれてみて，いかがだったでしょうか。 　さて，今回もゲームを通して見られた共通的な成果?課題と個人的に今後取り組まれていくとよいと思う点についてまとめて，総評にかえさせていただきます。 ＜全体を通して＞ 正しい審判の合図（シグナル） 　○「正しいシグナルを意識してふこう」という姿勢がよく見られました。 　①ボールがアウトになった瞬間に，まっすぐ手を挙げてゲーム?クロックを止めましょう。手を挙げることで，相手審判に確認をする時間が生まれます。より正確な判定をするために，確認してから方向を示すようにしましょう。 　②ファウルをＴＯへ伝達するときは「ラン?レポート?ラン」を心がけましょう。 （走って移動→立ち止まってからレポート→走って移動） ２．ゲーム管理 　○ＴＯへの意識が高くなりました。とくに，タイマーや３０秒計の確認が細やかにできるようになってきました。 　①相手審判とのエリアや視野の分担が必要な場面がありました。例えば，オールコートでの受け渡しが必要な場面では，リードがセンターライン付近である程度ステイして，トレイルが追い付いたら受け渡すようにしましょう。また，３番エリアをどちらが見るかを２人で確認しながらプレイを見ましょう。（図１参照） 　②スローインの前に，相手審判を見る習慣，OKサインを出す習慣を身に付けましょう。 ３．その他 　①笛を鳴らしたら，笛を口から離しましょう。コールをする時，笛をくわえたまましゃべってはいけません。 　②アウト?オブ?バンズは，タイム?クロックを止めるために挙げた手と同じ手でディレクション（次の攻撃が行われる方向を示す）をしましょう。 ＜個別＞ ○Ａさん ?他の種別でもふかれているので，審判の動きやプレイヤーとの関わり方等，基本的なところがしっかりしています。 ?ゲーム管理の視点（相手審判との確認，ＴＯの管理）を意識してふかれているのが伝わりました。 ?プレイを見過ぎて，笛を鳴らすのが遅れるケースが見られます。常に，１対１から次はどのようにボールが展開しそうか，プレイヤーがボールを持った瞬間に何が起こりそうか等，予測を立てながらプレイを見るように気を付けてみてください。 ○Ｂさん ?他の種別でもふかれているので，基本的な審判の動きやはっきりとしたジェスチャーができています。しっかりと判定してはっきりと示そうという姿勢が見られます。 ?以前は，よく見ようとするあまり体が前傾姿勢になっていましたが，だいぶん改善されてきたように思います。 ?トレイルの位置が高い傾向にあります。プレイの近くで判定するために，３Ｐラインのトップから延長上のところまでおりるように心がけましょう。 ?ボール中心に見てしまい，相手のエリアの判定を遠くから吹き込んでしまうケースがあります。とくに，相手サイドのアウト?オブ?バンズについては，笛を鳴らさないように気を付けましょう。自分の責任エリア，視野の置き方を意識して，よりよい判定につなげていってください。 ○Ｃさん ?審判としての動きやプレイの見方が身に付いてこられました。その分，ゲームでの吹かれる数（ヴァイオレーション?ファウル）が格段に増えました。今後も，積極的にふいて，自信をつけていってください。 ?ＴＯの管理をする余裕がでてきました。ＴＯが正しく行われれば，審判も判定に集中することができます。とくに，試合前や１ＰでＴＯと連携をしっかりとり，ミスを事前に減らしてきましょう。 ?ゲーム?クロックを止める合図が，全ての基本になります。とくに，ファウルの時のグーを意識してください。 ?Ｄさん ?基本的な位置取りやシグナルが，身に付いてきました。 ?動きが機敏で，積極的にプレイを見ようとする姿勢が見られます。 ?ゲーム管理の意識もあり，ＴＯの管理がよくできていたと思います。今後は，さらにスムーズな運営ができるよう，時間意識をもってゲーム管理をしていきましょう。 ?正しい判定をするためには，審判の動きの四原則やファウルの三原則を意識することが大切です。とくに，相手審判との協力を要する「ボクシング?イン」を意識して取り組んでみてください。 ?Ｅさん ?アウト?オブ?バウンズで手を挙げていないことに気付かれ，後半はしっかり意識して手を挙げられていました。そうした細かいことを一つ一つ意識し，実践していくことが大切だと思います