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技術論文 5 ブロー成形解析ー構造解析統合化シミュレーション The composite simulation of the blow molding analysis-structured analysis ＊１） ＊１） ＊１） 西村敬一 、野村賀寿雄 、三橋正典 Ｋeiichi NISHIMURA，Ｋazuo NOMURA and Ｍasanori MITSUHASHI ブロー成形を中心 とした成形加工解析 と構造解析 を一体化 した統合化シ ミュレーシ ョン技術 を開発 し た。開発 した統合化 シミュレーションは、汎用有限要素法プログラム （MARC）のみを用いたものとブ ロー成形専用解析プログラム （SIMBLOW） －汎用有限要素法プログラム （MARC）を用いたものの ２ 種類で、どちらも簡単なモデルで確認 した ところ問題な く作動 した。前者 はブロー成形だけでなく、そ の他の広範囲な成形加工に適用が可能であ り、後者 はブロー成形専用システムであるが、前者 に比べ高 精度な解析が期待できる。 で成形加工用MARC入力用データを作成する。 １．緒 言 （２）入力用データとSHELLGEOMPLOTV. F を指定 新商品の開発にシミュレーション技術を適用する目的は、 してMARCを起動 し、成形加工解析を実行する。 その製品が問題なく成形が可能かどうか、機械的強度が要 その結果、MENTAT結果表示 ファイル と要素厚 さ 求される性能を満足 しているかどうかなどを事前に予測す データが出力 される。 ることにある。従来からのシミュレーションは個別にそれ （３）MENTATで結果表示するとともに目的とす る有限 らを行 うのがほとんどで、プラスチックのようにその性能 要素データを、Nastran, Iges, Marcファイルのど が成形加工の影響を大きく受ける場合には間違った結果を れかに出力する。 予測することがある。本研究ではブロー成形を中心とした ［成形加工解析－構造解析データ変換］ 成形加工解析 と構造解析を統合化 したシミュレーション技 （４）MENTATで （３）で作成 した有限要素データを読 術を開発 した。なお、今回開発 した統合化シミュレーショ み込んだ後、境界条件などの処理を行い、構造解析 ンは汎用有限要素法プログラム （MARC）のみを用いた 用MARC入力用データを作成する。 もの とブロー成形専用解析プログラム （SIMBLOW） － （５）GEOCONVERT. EXE （要素厚 さ変換プログラム） 汎用有限要素法プログラム （MARC） を用いたものの２ により、構造解析用MARC入力用データに要素厚 種類である。 さデータを追加する。 ［構造解析］ ２．汎用有限要素法 プログラム （M A RC ）のみを用 （６）（５）で作成 した構造解析用MARC入力用データを いた統合化シ ミュレーション技術の開発 指定 してMARCを起動 し、 目的 とす る構造解析 を MARCは、非線形材料解析 （材料非線形）、大変形解析