伦理学-东北大学文学部.PDF

１−１１ 倫理学 研究・教育活動の概要と特色 倫理学専攻分野は哲学専攻分野とともに、研究教育活動を常に共同で行っています。 一つには、東北哲学会の事務局として担当する五十有余年にわたる活動を持続し、 平成 22 年度および平成 24 年度も東北地方を中心とする諸大学の研究者の研究発表大 会（それぞれ第60 回、第62 回）を本学において開催し、年報（それぞれ第27 号、第 29 号）を刊行しました （毎年度同様に開催・刊行しています）。また、大正期からの 長い伝統である現象学研究をいまに引き継ぎ、毎年五月にはフッセル・アーベントを 開催しています。 大学院生に対する教育活動としては、まず各院生の専攻研究と論文執筆を向上進展 させるべく、研究発表会での討論と機関紙『思索』（2014 年度は第 47 号）への発表 を指導しています。また、今日の社会と学界における応用倫理学の動向に応えるため に、機関紙『Moralia』（2014 年度は第 20 号）を場として、生命・医療・環境・技術 などに関する研究と論文発表を促進してきました。またこの『Moralia』に関しては、 今年度は倫理学専攻分野が出版費用を受け持つ形で、広く大学内外に影響力のある執 筆者を募って刊行する予定です。 さらに平成21 年度から、他大学（弘前大学、盛岡大学等）の研究者を共同研究者と して、あらたなプロジェクト「対話の垂直性について―ハイパーダイアローグの包括 的理解―」（代表研究者：倫理学専攻分野教授・戸島貴代志）を立ち上げ、すでに本 学他専攻分野（心理学）との共同開催で、2 回の研究集会を行いました。また、この 研究の発展として、平成24 年度から3 年間の計画で、「対話の時間性―「機」の諸相 ―」（代表研究者：倫理学専攻分野教授・戸島貴代志）がスタートしました。 また、2008 年度から 2009 年度にかけて市民参加型講義「日曜大学」がほぼ月に一 度のペースで行われ、「みやぎ県民大学」やホームページでの発信と相俟って、倫理 学専攻分野による社会貢献の一つとなっています。 Ⅰ 組織 １ 教員数 （2015 年5 月20 日現在） 教授：1 准教授：1 講師：0 助教：0 教授：戸島貴代志 准教授：村山達也 ２ 在学生数 （2015 年5 月20 日現在） 学部 学部 大学院博士 大学院博士 大学院 （2 年次以上） 研究生 前期 後期 研究生 38 0 3 6 0 ３ 修了生・卒業生数（2010～2014 年度） 大学院博士課程 大学院博士課程 年度 学部卒業者 後期修了者 前期修了者 （含満期退学者） 10 12 4 0 11 7 2 1 12 1 0 0 13 7 0 0 14 7 1 1 計