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内分泌疾患 ホルモンの異常によって病気がおきます。 それをまとめて内分泌疾患といいます。 ホルモンの量がおかしくなる場合がほとんどですが、 ホルモンの働きが異常になる場合もあります。 ここで重要なのは、 血液中ではホルモンは 実に狭い範囲内（基準範囲内）で巧妙に調節されている ことです。 ホルモンの量は多すぎても、少なすぎてもいけません。 ちょうどいい分量が大切なのです。 ホルモンの量が多いと、機能亢進、ホルモン過剰となり、 ホルモンの量が減ると、機能低下、ホルモン欠乏となり、 体のあちこちに変化をきたします。 それでは、代表的な内分泌疾患の簡単なまとめの表と 詳しいガイドラインをお見せします。 内分泌疾患のまとめ 主な内分泌疾患① 視床下部 先端巨肥大症 成長ホルモン↑， 身体先端部の著しい肥 下垂体腺種局在 － 血中ソマトメジン 大， の場合は摘出， 下垂体前 C↑， 葉 下垂体腺種 脊椎肥大による後彎症， 術後または手術 不能例では 歯間の広がり， サンドスタチン、 プロモクリプチン、 舌肥大による発音・咀嚼 カバサール投与 異常 プロラクチノー 血中プロラクチン 高プロラクチン血症， おもに薬物療法 異常高値， プロモクリプチン、 マ MRI ・CTによる腫 腫瘍肥大による カバサール投与 瘍確認 圧迫症状 内分泌疾患のまとめ 主な内分泌疾患② 視床下部 尿崩症 下垂体後葉からの 顕著な多尿，著しい 抗利尿ホルモン － 抗利尿ホルモン↓ 口渇， の鼻腔内投与 下垂体後 多飲 葉 内分泌疾患のまとめ 主な内分泌疾患③ 甲状腺 甲状腺機能 ｆT3 ↑，ｆT4 ↑， 女性に多い(男女比 抗甲状腺薬・ 亢進症 123Ｉ摂取率↑， =1 ：4) 無機ヨード剤・ (バセドウ病) TSH↓， メルゼブルグの３徴 放射性ヨード療 コレステロール↓，①眼球突出，②甲状 法， BMR↑ 腺種，③頻脈 甲状腺亜全摘 術 甲状腺機能 ｆT3 ↓，ｆT4 ↓， 精神活動の低下，乾 甲状腺ホルモン 低下症