新泻国道事务所技术研究発表会（平成26年度）.PDF

新潟国道事務所　技術研究発表会（平成２６年度） 1　表題（課題）名　 他工事搬入土による路体盛土の品質確保 （写　　真） 2　工事（作業）名 阿賀野バイパス 17工区改良その13工事 3　施工（作業）者名 株式会社　新潟藤田組 4　工　　　期 平成 26年 3月 25日 ～ 平成 26年 11月 21日 きくち きみお （監理技術者） 5 担当技術者(立場)名 菊　地　公　穂 6　担当出張所(課)名 新潟国道事務所　水原維持出張所 7　課題区分名 ③施工管理 8　工事(作業)概要 2,170㎡ 排水構造物工 1.0式 構造物撤去工　1.0式 9 【施工(作業)における　課題・問題点　等】 　本工事の路体盛土材は阿賀町仮置土を含め他２工事からの発生土を使用するが、信濃川下流河道掘削 工事から運搬されてくる3万ｍ3の発生土は川砂のため、プレロード盛土を高く盛土した場合、降雨等に よる崩壊・浸食防止対策を実施する必要があった。 　このため、本工事では高盛土における盛土法面の浸食対策と品質確保対策について実施することとし た。 10【実　施　内　容】 ①盛土法面の崩壊・侵食対策①盛土法面の崩壊・侵食対策 　信濃川下流発生土で盛土した法面を２回に分け白根バイパスの発生土で覆土 ②プレロード盛土の排水対策 　降雨等による盛土法面の浸食を防止するため、盛土法肩に枕土のうと併用したシート張土水路を 　設置し、仮設桝に集水後、法面に設置したポリ管から排水処理する。 　併せて、盛土箇所の法尻に砕石(40-80mm)を充填した土水路を設置し、流末に排水処理する。 ③盛土の品質管理 　信濃川下流発生土(砂)は乾燥すると粉塵発生や締固め度が低下するため、散水車で散水し含水比 　調整を行ったのち、所定の４回転圧を実施 　また、過転圧を防止するため４回転圧と表示したカラーコーンを転圧完了範囲に設置 11【実　施　結　果】 　高盛土の施工期間中に降雨等による崩壊や法面浸食の発生が懸念されましたが、上記の対策を実施 したことにより、盛土の品質が確保され、盛土法面において崩壊・浸食を防止する事ができた。 等排水不良による路体法尻の脆弱化を防止し、側道への泥水流出を防止すると共に、土水路を含めた 側道幅員(W=4.0m)を確保する事もできた。 【実　施　内　容　等】 　　プレロード盛土完了（ＮＯ．２９６） ①盛土法面の侵食対策 土水路断面図（完成形） ２回目覆土 枕土のう １回目覆土 1,000 300 300 2.0% 300 0 0 3