第2学年1组学级活动学习指导案指导者佐脇幸代.PDFVIP

第２学年１組 学級活動学習指導案 指導者 佐 脇 幸 代 １．題材 やさいとなかよし ２．題材目標 ○野菜の働きを知ったり、給食を作ってくれている人の願いや工夫を知ったりすることで、野菜に 親しみを持ち、野菜を食べようとする意欲を高める。 ３．食育の視点 ○食事の重要性～食べ物に興味・関心をもつこと。 ○感謝の心～食べ物や食事を作ってくれた人たちに感謝すること。 ４．指導にあたって （１）児童について 子どもたちは、毎日給食の時間をとても楽しみにしている。カレーや混ぜご飯、汁物はおかわり も弾み完食することが多い。一方、酢の物、野菜サラダ、煮物など野菜が多く入ったおかずは、「い ただきます」の後、量を減らしに来る子も多く、食べ終わるまでに時間がかかりがちである。 野菜についてのアンケートを取った中で、２４人中２２人が苦手な野菜があることがわかった。 ピーマンやゴーヤ、なす、トマト、人参を苦手とする子が多く、それらの野菜の苦味や食感などが 苦手なようだ。 1 学期の生活科では、自分たちでミニトマトやきゅうりを育ててきた。ミニトマトの花が咲き終わ った後、実が少しずつ大きくなっていくことを初めて知ったり、とれたてのきゅうりは、とげとげ が痛いほどついていることに驚いたり、子どもたちにとって新しい発見がたくさんあった。収穫し たきゅうりを浅漬けにしたところ、子どもたちは瞬く間に食べてしまった。新鮮なきゅうりのおい しさもあるが、それに加えて自分たちが育てた野菜という付加価値がついて、おいしさも倍増した ようだ。また、じゃがいもほりを体験し、自分たちの手でほったじゃがいもを学校で蒸して食べて みた。子どもたちがほったじゃがいもが給食に出た時、「ぼくたちがほったじゃがいも？おいしい！」 と、自分たちがほったじゃがいもが給食に出たことに感激もし、じゃがいも料理はすぐに完食とな った。 ２学期は大根を育てている。大根の芽をみんなで間引きしたのをきざんで、給食の時間お味噌汁 に入れて食べてみたところ、「おいしい！もっといれたい！」という声がたくさんあがった。また、 先日給食に「なすのかぼすマリネ」が出た時「先生、これ神崎さんのカボス？」という質問があっ た。子どもたちは９月の中旬に、カボス生産者の神崎さんの話を聞き、一緒に給食も食べたことが あった。神崎さんが一生懸命育てていることを知ったので、それ以来「神崎さんのカボス」として カボスに親しみを持った子が多い。 ２年生は野菜に触れたり調理したりする経験も少なく、野菜を目にするのは、お店や食卓にださ れた時がほとんどである。そんな野菜に、自分が育てたとか作った人を知っているという何か付加 価値がつくと、野菜に対する親しみもぐんと高まってくるようだ。 （２）題材について 低学年において食に関しては、「みんなと楽しく食べることができる。」「食べ物に興味関心をもつ。」 「いろいろな食べ物の名前がわかる。」ことを到達目標としている。 これまでに子どもたちは、食べ物の働きに関して、食べ物は赤・黄・緑の仲間に分けられ、その ３つをバランスよく食べることが大切であることを学習している。 「やさいとなかよし」の学習では、まるごとの野菜にふれ触感を楽しみながら、野菜の名前を知 ることができる。また、体内での野菜の働きを知ると共に給食を作っている人の願いに気づかせる ことで、子どもたちが野菜について、また食べることについて今まで以上に興味や関心をもつこと をねらいとしている。この題材の中の野菜は、授業当日の給食のメニューに使われているものであ る。さらに、毎日の給食の時間、顔を会わせている栄養教諭の話を聞くことで、授業の内容が子ど もたちにとって、身近で親近感のあるものになり、意欲的に参加できる教材となっている。 野菜を食べると体にとってどんないいことがあるのか具体的に学び、野菜に親しみをもつと共に、 給食を作ってくれている人の思いにも触れることで、今までよりも野菜を食べるように目あてを持 ち、給食や家庭での食事を楽しもうとする姿が期待される題材である。 （３）指導について まず、