上海市挥発性有机化合物（VOC）汚染排出费徴収试.PDFVIP

上海市揮発性有機化合物（VOC）汚染排出費徴収試行規則 国務院「大気汚染防止行動計画」を徹底的に実行し、さらに汚染排出費徴収の価格のテ コとしての役割を発揮し、汚染防止対策と環境保護を促進するため、財政部、国家発展改 革委員会と環境保護部が配布する「揮発性有機化合物（VOC）汚染排出費徴収試行規則」 （財税〔2015〕71 号）と「石油化学工業・包装印刷などの試行業種のVOC 汚染排出費 徴収基準の作成などに関する通知」（発改価格〔2015〕2185 号）などの文書の規定に基 づき、市発展改革委員会（市物価局）、市財政局、市環境保護局は本市の VOC 汚染排出 費徴収試行規則を制定した。関連情況は次の通り。 一、全般的考慮 国の要求に基づき、本市大気汚染防止対策の情勢と要求、工業VOC 整備計画の手配お よび関連企業が受け入れられるかどうかなどの要素を総合的に考えてみて、「徴収基準は 徴収開始当初は低く抑えるが後に引き上げ、徴収開始時期をずらし、次第に重点業種を全 面的にカバーしていく」という基本的考え方に基づき、政策面のシグナルと予想を明確化 し、汚染排出費徴収のテコとしての調節的な役割を十分に発揮し、企業で発生源における 排出削減、末端処理の推進を加速し、VOC 汚染排出量を大いに低減させ、汚染防止対策 と構造調整に対する汚染排出費徴収の促進的な役割を適切に果たし、関連業種の技術革新 と製品のアップグレードを促進する。 二、試行業種の範囲と段階的区分 国の規定に基づき、本市の実情と結び付けて、本市のVOC 汚染排出費徴収試行業種は 合わせて石油化学工業、船舶製造、自動車製造、包装印刷、家具製造、電子など12 の大 分類の中の 71 の小・中分類の業種を含み、VOC を排出する本市の重点工業業種をほぼ カバーした。各業種の汚染排出量に占める比率および関連基準・規範に基づき、プロセス を策定し、三つの段階に分かれる。第１段階（2015 年 10 月 1 日より）国の試行業種を 踏まえて、塗料・インキ生産、自動車製造、船舶製造などをVOC 汚染排出費徴収試行業 種として追加し、合計5 つの大分類、13 の小・中分類の業種に及ぶ。第2 段階（2016 年 7 月 1 日より）工業塗装、工業用塗布などの業種を追加し、併せて7 つの大分類、53 の 小・中分類の業種に及ぶ。第3 段階（2017 年1 月1 日より）家具製造、医薬品製造、電 子、ゴム・プラスチックと木材加工などの業種を追加し、併せて12 の大分類、71 の小・ 中分類の業種に及び、本市のVOC 汚染排出重点業種をほぼカバーした。 三、VOC 汚染排出費徴収基準 本市の大気汚染防止対策の情勢と要求、VOC 汚染による環境破壊、汚染防止対策のコ スト及び経済・社会の発展レベルや企業が受け入れられるかどうかなどの要素を総合的に 考えてみて、本市のVOC 汚染排出費徴収基準を3 つのステップに分けて次第に汚染防止 対策コストのレベルまでに引き上げる。費用徴収基準は2015 年10 月1 日から（第1 段 階）10 元/㎏、2016 年7 月1 日から（第2 段階）15 元/㎏、2017 年 1 月1 日から（第3 段階）20 元/㎏とする。 四、差別化費用徴収政策を実施し、賞罰メカニズムを構築する 汚染防止対策のプロセスを加速し、高水準の汚染防止対策を奨励するため、汚染排出者 の汚染防止対策の状況および排出量に基づき、差別化汚染排出費用徴収政策を実施する。 本市の工業VOC 汚染防止対策の要求に基づき廃ガス防止対策を完了し、排出濃度が排出 基準の 50％以下であり、かつ同年内に環境汚染により環境保護当局の処罰を受けていな いものに対し、徴収基準の 50%で排出費用を徴収する。汚染防止対策の要求に基づき廃 ガス防止対策を完了しないもしくは廃ガス処理施設が正常に運転せず、またはVOC 排出 量が基準を超過したなどの環境汚染行為に該当する場合は、徴収基準の2 倍で汚染排出費 用を徴収する。立ち遅れた生産能力を廃棄し、産業構造の調整を推進するため、国と本市 の制限類・淘汰類リストに盛り込まれた関連企業（技術、設備、製品など）に対しては差 別化費用徴収を実施し、本市で講じられた電気価格差別化政策と力を合わせる。そのうち、 淘汰類に指定された関連企業に対しては徴収基準の2 倍で汚染排出費を徴収し、制限類に 指定された関連企業に対しては徴収基準の1.5 倍で汚染排出費を徴収する。 今回のVOC 汚染排出費徴収試行作業を通じて、関連企業