第91期 中间报告书 - Nippon Steel Sumitomo.PDFVIP

第91期 中間報告書 ▲ 平成27年4月1日 平成27年9月30日 目次 株主の皆様へ……………………1 トピックス………………………3 連結財務諸表の要旨……………7 業績等（連結）の推移……………8 しんにってつすみきん 株主メモ…………………………9 会社概要等…………………… 10 証券コード：5401 株主の皆様へ 　株主の皆様の日頃の御理解・御支援に、心よりお礼申しあげます。 　製鉄事業を取り巻く環境は、足下の海外市場において中国の減速 傾向が鮮明になるなど、極めて厳しい状況となっております。こうし た環境下、当社は、平成27年３月に公表した中期経営計画を推進し、 「技術力」「コスト競争力」「グローバル対応力」を進化させ、揺るぎ ない『総合力世界No.1の鉄鋼メーカー』の実現を目指しております。 代表取締役社長　進藤孝生 （当上半期の事業・決算の概況） 　平成27年度上半期（本年４月１日から９月30日まで）の事業の概況につきまして、御報告申しあげます。 　当上半期の世界経済については、米国は引き続き堅調を維持し、欧州は景気の緩やかな回復が続い ており、全体としては緩やかな成長が続きましたが、中国経済の減速感が強まり、アセアン諸国の景気 回復も鈍化しており、先行き不透明感が増しています。 　日本経済については、個人消費は総じて底堅かったものの、経済の回復基調は緩慢なものに留まり ました。 　国内鉄鋼市場は、建築分野における住宅向けに持ち直しの動きが見られましたが、自動車分野等の 在庫調整の遅れにより、弱含みで推移しました。 　海外鉄鋼市場については、中国の減速傾向が鮮明になり、その影響を受けてアセアン諸国の回復が 遅れました。加えて、原油市況の低迷によりエネルギー分野の活動が急速に減少しました。国際市況に ついては、主原料価格の低下に加え、中国鉄鋼メーカーの供給圧力が依然強く、夏場以降、大幅な下 落となりました。 　こうした状況下、当上半期の連結業績につきましては、売上高は２兆5,075億円、営業利益は983 億円、経常利益は1,298億円となりました。また、関係会社株式売却益や受取和解金等が特別損益に 計上されたことにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,201億円となりました。 1 　当社は、昨年９月に発生した名古屋製鐵所コークス火災事故について、再発防止対策を完了し、事故 発生以降休止しておりました同製鐵所の関連設備の操業を本年10月19日から順次再開致しました。当 社は、昨年の停電事故を含めた一連の事故を真摯に反省し、全社をあげて、安全・安定操業に取り組 んでまいります。 （当第２四半期末の剰余金の配当） 　当第２四半期末の剰余金の配当につきましては、本報告書９頁に記載の基本方針に従い、第１四半 期決算発表時（平成27年７月29日）に公表致しましたとおり、１株につき３円（注）とさせていただく ことと致しました（連結配当性向22.9%）。 （注） 平成27年10月１日を効力発生日として、10株を１株とする株式併合を実施しておりますが、当第２四半期末の剰 余金の配当は、株式併合前の株式数に応じて支払われます。 （今後の見通し） 　世界経済については、米国は引き続き堅調を維持し、欧州は緩やかな景気回復が見込ま