第Ⅱ编基本计画.PDFVIP

第Ⅱ編 基本計画 １ 実施概要 １.１ インターフェースの構築と相互接続性に関する実証実験 電子カルテ上の放射線オーダ発行部分のインターフェース及び、放射線情 報・画像情報・レポーティングの各システムの情報連携部分（インターフェー ス）について、相互運用性を確保するべく IHE-J における統合プロファイルに 基づく接続インターフェース （DICOM及びHL7：トランザクション単位での対応） の実装・構築を計画し、計画書通りの実装を完了した。 図１.１：各インターフェースの実装 医事システム 電子カルテ 放射線オーダー ADT Order Placer 診察室 DDS/Order Filler Modality Worklist Server Acquisition Modality Report Repository Image Manager Image Archive サーバー室 Report Creator Image Display Report Reader DICOM Report Manager HL7 読影室 Ⅱ- 1 本接続インターフェースの実装過程を考察することにより、マルチベンダ下 におけるシステム連携について、相互運用性の実現に向けた仕様発注を行うた めには、どの様なノウハウが必要かに関する知見が得られた。 特に、IHE-Jガイドラインに謳われている内容が、実際の臨床現場におけるワ ークフローをどの程度をカバーしているか、カバーできていない部分がある場 合それはどこか、ガイドラインに準拠した実装として、ベンダ間の整合性を確 認し、解釈の異なる点や問題点、ポリシーなどの異同を明らかにする作業を通 して、標準化を推進する上での問題点や解決しなければならないポイントが把 握可能であった。 １.２ ショウルームの構築 事業計画に基づき、埼玉医科大学総合医療センター中央放射線部の一角に、 実証事業で使用する各ベンダの機器を収容するサーバ室を新規設置した。 図１.２：リアルショウルーム サーバ室には、隣接して情報管理室を開設の上、サーバ室と情報管理室間の しきりを、情報管理室側からサーバ室が見学可能なように透明ガラスを用いた 重量パーテーションとし、見学者がサーバ室に入らずに見学が可能なような構 造となっている。 Ⅱ- 2 なお、サーバ室及び情報管理室の入り 口は、全て施錠可能な仕様として、外 部から不特定多数の人間が、容易に入室できない構造となっており、セキュリ ティに配慮しながら、ショウルームとしての機能を維持できるよう努めた。 また、本事業の成果をインターネット上で公開することにより、直接来訪し たのと同様の効果が得られるようにするため、情報を発信するためのサーバを 用意する。 １.３ 委員会の設置 本実証事業の円滑な推進と、技