明日香村公共事業景観形成指針.PDFVIP

明日香村公共事業景観形成指針 平成２４年３月 明 日 香 村 目 次 １ はじめに １ １－１ 目的１ １－２ 位置付け１ ２ 基本姿勢 ３ ３ 基本指針 ４ ４ 個別指針 ７ ４－１ 段階別指針（段階別配慮事項）８ ４－２ 施設別指針12 ４－３ 要素別指針17 ４－４ 管理指針24 ５ 景観形成の進め方 26 ５－１ 手続き26 ５－２ 景観デザインの検証28 ６ 資料 30 ６－１ 主要な遺跡、展望地、道路30 ６－２ 色彩基準33 ６－３ 参考資料36 １ はじめに １-１ 目 的 道路や公園、河川などの公共施設や公共建築物は、多くの人々が自由に利用できる場で あるとともに、広がりのある景観や歴史的風土を感じられる場となります。また、それら は一旦建設されると永い年月にわたり存続し続け、明日香村の歴史的風土や景観に大きな 影響を与えることとなります。そのため、公共施設や公共建築物は明日香村における重要 な社会基盤であると同時に、明日香村の歴史的風土ならびに景観の基盤であるといえます。 明日香村の歴史的風土の保存と併せ、良好な景観の形成を進めるためには、より質の高 い公共施設や公共建築物の整備を行い、行政が景観づくりの先導的役割を果たしていくこ とが求められます。 明日香村景観計画に掲げる景観づくりの目標「古代から現代まで継承されてきた歴史文 化遺産の保全・活用を図りながら、多様な美しさを保ち、活気があふれる景観づくりを、 村民、事業者、広範にわたる国民、専門家、行政等の協働で進めるとともに、明日香村の より一層の発展を目指す」のもと、公共事業等の実施に携わる実務担当者が、明日香らし い景観づくりに対する共通認識を持ち、計画・施工・維持管理の各工程を円滑に推進する ため、「明日香村公共事業景観形成指針」を策定します。 １-２ 位置付け 法・条例 本指針は、景観法に基づき平成 23 年 3 月に策定した「明日香村景観条例」第 21 条第１ 項の規定に基づき、公共事業の実施にあたっての良好な景観形成を図るための指針を定め るものです。 明日香村景観条例 －抜粋－ 第５節 公共事業の景観形成 （公共事業景観形成指針） 第21条 村長は、公共施設等の整備に関する事業(以下「公共事業」という。)の実施に当たって 景観形成のための指針（以下「公共事業景観形成指針」という。)を策定することができる。