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超音波洗浄機用 洗浄液 の はてな？ブック Ver1.1 ？ 目次 1 超音波と洗浄液 2 洗浄液の種類と性能比較 3 各種洗浄液の特徴と主な製品 水溶性、炭化水素系、準水系、有機溶剤系、フッソ系、アルコール系他 4 カイジョーの水溶性洗剤 超音波発振器 投込振動子 0 Copyright ?2015 KAIJO corporation All Rights Reserved 1 超音波と洗浄液 超音波の洗浄機効果は超音波機器だけでは決まりません、洗浄プロセスや乾燥方法の他に洗浄 液の選定が重要な項目となります。 超音波を 用いると水だけでも 洗浄効果を発揮しま すが、適切な洗浄液 を使用することで、 さら に高性能 な洗浄が行えます。 現在は大気への影響 が少なく健康被害が 起きにくいアルカリ系 、酸 系、中性、炭化水素系の洗浄液が主に使われています。 洗浄液の 選定基準は洗浄性能 が最も重要な項目 となりますが、洗浄 工程やコスト、また 廃液処 理方法などを考慮して選ばれています。 また、超 音波の周波数は周波 数が低いほど油汚 れの洗浄に適してお り、周波数が高くな るに従 い無機質 のパーテクルのよう なダメージを嫌う微 細な汚れの洗浄に適 しています。洗浄液 選定と 合わせて検討が必要となります。 なお、巻 末に様々な用途に対 応する弊社の洗剤 「ソノクレン」を掲 載しています、ご検 討くだ さい。 1 Copyright ?2015 KAIJO corporation All Rights Reserved 2 洗浄液の種類と性能比較 現在販売 されている洗浄液に 万能なタイプは無 く、洗浄目的や価格 、乾燥性能などから 種類や メーカーを選ぶ必要があります。 洗浄液 には水系、準水系、 炭化水素系、有機溶 剤、フッソ系溶剤、 ＨＦＥ系溶剤、臭素 系、ア ルコール系、グリコエーテル系などがあります。 これらの 洗浄液の一般的な洗 浄効果の例を記載 します。なお同じ種 類の洗浄液でも製造 メーカ ーにより異なった洗浄効果がありますのでご注意ください。 汚れの種類 油分（ 加工油、 切削油など） 複合（有機/無機） 洗浄液の種類 油性 水溶性 フラ ックス 加 工油 +加工粉 無機物 パー ティクル 硝子ク ズ 水、湯 水系洗剤 準水系洗剤 炭化水素溶剤 有機溶剤 フ ッ素系溶剤 Ｈ ＦＥ 系溶剤 臭素系 アルコー ル系 グ リコ ール エー テル系 各洗浄液のご使用に当たっては、洗浄実験を行うか各洗浄液メーカーにお問い合わせください。 また、廃液や保管に関しては各種規制があります、VOC 規制 環境基本法,水質汚濁防止法,下水道 法、PRTR 法 消防法などに御注意ください。 廃液に関 しては、洗浄された 物質（汚れ）を含 めた適切な処理をす る必要がありますの でご注 意ください。 引火性が ある洗浄液を使用す る場合は使用する 洗浄液に合わせて、 引火性対策を行う必 要があ ります。 また、酸系洗浄剤はステンレス振動子のエロージョンを早める傾向があります。 これらの洗浄 液を使用 しなければならない 場合は、洗浄槽が外 槽と内槽の２重構造 なった間接槽が多用 されて います。 また、アル カリ洗剤などの 一部に 、超音波 を照射する と液中 に発生 した気 泡などの影響で洗浄 槽が共 鳴し異常音が発生する場合がありますのでご 注意ください。この場合は洗浄槽の構造?材質変更や、洗 剤の変更などの対策が必要になる場合があります。 2 Copyright ?2015 KAIJO corporation All Rights Reserved 3 各種洗浄液の特徴と主な製品 各種洗浄液の性質特徴などを記載します。選定の目安としてお使いください。 水系洗剤 1.不燃性。 2.毒性が少ない。 性質 3.オゾン層破壊がない。 4.ほとんどの樹脂類に影響を与えない。 5.洗浄剤は、比較的安価である（水で希釈可能）。 6.固形物汚れも除去可能。 特徴 機械加工部品などに最も良く使われている。なお、有機溶剤系に比べ洗浄力は劣る。 カイジョー ： ソノクレン 大塚化学 ： シャダン CS 第一工業製薬 ： DK ビークリヤ 主な 製品 花王 ： ツインクル１００ 出光興産 ： ダフニーW クリーナーシリーズ ユシロ化学工業 ： ユシロクリーナーPCW81、W185、PCW85、PCW180、PCW400 松村石油 ： OK-300 シリーズ（主に光学精密洗浄用） パーカーコーポレーション ： ＰＫ－ＬＣＧシリーズ、ＰＫ-５３００ＹＰ、ＰＫ－５６４０ＬＳ ケミック ： ケミＱ Ｃ－１０１７ (中性） 準水系洗剤 1.フラックス、ワックス