(IT学校授业用.docVIP

概要 概要 本書は、OurCampus.NETのアプリケーションの構成、アプリケーションを構成する各層の役割及び、5つの雛形となるアプリケーションをもとに、プログラム作成時の要点をまとめた参考資料である。5つの雛形となるアプリケーションは、以下のものであり、作成する上での要点をまとめている。 ?カード型(一覧リストとナビゲーション付き)アプリケーション ?一覧型アプリケーション ?印刷(一覧型)アプリケーション ?要覧テキスト書出アプリケーション ?要覧テキスト受入アプリケーション 本書は、1～6章に上記全てのアプリケーションで記述しなければならない共通的な内容を記しているので必読のこと。 前提条件 本書を参照する技術者は、以下の知識、技術を有していること。 ?.NET Framework、Webサービス、DataSetなど、.NETの概念を理解している。 ?VisualStudio.NET(C#)にて、Webサービスを用いたアプリケーションが開発できる。 ?OUR CAMPUS開発手順.docと関連する資料を参照し、内容を理解している。 参照資料 次の資料については、作成する機能に応じ必ず参照し、内容を理解すること。 ?機能仕様書(カード型機能共通).doc ?機能仕様書(一覧型機能共通).doc ?機能仕様書(印刷機能共通).doc ?機能仕様書(要覧テキスト書出機能共通).doc ?機能仕様書(要覧テキスト受入機能共通).doc アプリケーションの構成 概要 アプリケーションは、以下の4つの処理層(クラス)により構成される。 アプリケーションの作成とは、以下の4つの処理層を作成することである。 ( 1)WinUI層 ( 2)Webサービス層 ( 3)Bizロジック層 ( 4)Dacロジック層 それぞれの層は、以下の様に関連している。 (a) (b) (c) 　　　　　　　　 (f) (e) (d) ( a)初期化情報の取得や、登録処理などのWebサービスメソッドを呼び出す。 ( b)該当するBizロジックの処理を呼び出す。 ( c)実際にデータベースへアクセスするDacロジックの処理を呼び出す。 ( d)データベースへアクセスし、その結果をDataSetで返す。 ( e)必要であればDataSetを加工し、Webサービスへ返す。 ( f)Webサービスの結果としてDataSetを返す。 WinUI層 画面に表示する情報の取得や、画面に設定された情報の登録などを行う画面処理プログラム。 データベースへのアクセスは、DataSetを媒体としてWebサービス経由で行うこととし、WinUI層においてSQL文を記述し、発行してはならない。ただし、DataSet.Select()を用いた操作を行うためのSQL文については記述しても構わない。 Webサービス層 データベースからの情報の取得や、データベースへの情報の登録など、処理単位で公開メソッドを準備し、WinUIからのデータベースアクセスを実現するためのプログラム。データベースへのアクセスは、Bizロジック層を経由してDacロジック層で行うこととし、Webサービス層においてSQL文を記述し、発行してはならない。また、DataSetの加工を行ってもならない。 Bizロジック層 DataSetの加工や帳票出力情報の生成など、メモリ上の情報を操作するためのプログラム。データベースへのアクセスは、Dacロジック層で行うこととし、Bizロジック層においてSQL文を記述し、発行してはならない。ただし、DataSet.Select()を用いた操作を行うためのSQL文については記述しても構わない。 Dacロジック層 データベースへ直接アクセスを行うプログラム。SQL文の記述、発行を行う。データベースへのアクセスには、Sql Helperクラスを用いて行う。 WinUI層 概要 　本章では、WinUI層での規約と、注意点を記す。 規約 ?WinUI層のWindowsフォームプログラムは、Base Formクラスのサブクラスであること。 ?フォームに配置するコントロールについては、必ず適切な名前を付加すること。これはBaseFormがデータベース(D_RESOURCEテーブル)に登録された内容をもとに、フォーム生成時にコントロールの配置、サイズなどを動的に変更する仕組みを実装し、コントロールを決定するためのキーとしてコントロール名を用いているためである。名前を付加しなくとも処理上は問題ないが