山江村立山江中学校2年理科学習指導案【Word】.docVIP

第２学年２組 理科学習指導案 平成１９年１２月１２日（水）第５校時　 場　所　　理科室　 授業者　Ｔ１　教　　諭　　　　　　　 　　　　　　　　　　Ｔ２　栄養教諭　　　　　　　 １　題材名　「３節　生命を維持するはたらき　 １　養分はどのようにとり入れられるのか」（大日本図書 ２分野上 Ｐ.111） ２　題材について （１）題材観 　　　　本題材は消化?吸収?呼吸?血液の循環?排出についての観察や実験を通して、からだのつくりとはたらきについて理解させることをねらいとしている。本項では、消化についての実験を行い、動物のからだには必要な物質をとり入れるしくみがあることを理解させることができる。 　　　　小学校６年生で?食べ物の消化と吸収?を学習し、ごはんがだ液のはたらきでからだに吸収しやすいものになることは学習している。本項ではそのはたらきを化学的に検証するため、だ液がデンプンを別の物質に変えたことをヨウ素液を使って調べ、変えられた物質が糖であることをベネジクト液を使って調べさせる。さらに中学校１年生で?植物はどのようにして養分をつくるのだろうか?を学習し、光合成によってつくられたデンプンが、水に溶けやすい物質(糖)に変化して植物体内の各部に運ばれるのを学習している。系統性を持たせ学習させることができる。 　　　　また、ガスバーナーの操作や試験管で液体を加熱する方法などの基本的な技能を身につけさせ、対照実験や検証実験を行うことで科学的思考も身につけさせることができる。 （２）生徒の実態 　　　　本学級は男子１１名、女子１２名、計２３名である。落ち着いた学習態度で課題に対して真剣に取り組むことができる。授業中の発表や発言もよくできる。理科が好きな生徒、実験?観察に積極的に参加する生徒は多い。アンケート、レディネステストの結果は以下の通りである。 アンケート項目 はい まあまあ あんまり いいえ ①理科は好きですか。 １５ ６ １ １ ②実験や観察には積極的に参加していますか。 ６ １５ ２ ０ ③理科の授業は理解できていますか。 ９ １１ ２ １ ④あなたはごはんをよく噛んで食べますか。 ０ ２０ ３ ０ レディネス項目 回答 ⑤だ液にはどんなはたらきがありますか。 ?炭水化物(デンプン)を糖に変える。 １２／２３ ?炭水化物(デンプン)を消化する。 　３／２３ ?消化する。?消化を助ける。 　４／２３ ?わからない。?誤答(?????糖を消化するetc) 　４／２３ ⑥だ液の中の消化酵素がよくはたらくための条件は何ですか。 ?ヒトの体温と同じにする。 １０／２３ ?よく噛む。 　８／２３ ?わからない。?誤答(水を飲む、たくさん食べるetc) 　８／２３ ⑦消化に良い食事の仕方にはどんなことがあるだろうか。 ?よく噛んで食べる。?バランスの良い食事。?食べ過ぎない。?好きなものばかり食べない。?早食いしない。 ?姿勢を正しくして食べる。?味の濃いものを食べない。?油っこいものを控えめにする。 　　　 　?考察?栄養教諭による栄養指導が学級活動等で行われているため、食への関心は高い。?消化に良い食事とは？?という問いにも?正しい食事の仕方?を答える生徒が多い。だ液のはたらきについては既習事項であるが定着しておらず、消化酵素がはたらく条件も理解していない。実験の方法を指示するだけではなく、自分たちで考える時間も必要である。 （３）指導観 　　　〇だ液にはデンプンを糖に変化させるはたらきがあることをすでに学んでいる。さらに、だ液に含まれる消化酵素(アミラーゼ)がはたらくためには、適当な温度と時間が必要であることも学んでいる。本時ではその知識を確実に定着させるため、消化酵素がはたらく条件の検証実験を行わせ、科学的かつ合理的な思考を身につけさせたい。 　　　〇食物の消化をより身近に感じてもらうためにデンプンのりの代わりにごはんを使い、物理的な消化(米をすり潰す)と化学的な消化(だ液による消化)があることを実験の中で確認させたい。 　　　〇個々の様々な見方や考え方、つぶやきをできるだけ授業の中に取り入れ認めていくように心がけたい。また、グループの中でお互いに協力し、考えや意見を認め合う場を大切にしていきたい。 ３　研究主題との関わり 　　　　 　　　　 栄養教諭とのＴＴにより、教科で得た知識を専門的な見地からさらに深めさせることができる。また、知識を実践へとつなげる活動(おにぎりをよく噛んで食べる)を設定し、給食指導と関連させ、健やかでたくましい体の育成へとつなげたい。 　　　　　 ４　項の目標と評価規準 項の目標　　消化や吸収についての観察、実験を行い、動物のからだ