汽车焊接教科書3.pptVIP

* 分流の実例（設備とガンヨーク） 絶縁 ヨーク 絶縁（???????????etc） 鉄板 絶縁テープ 分流の実例（ヨークとパネル） 治具 ガンガイド 絶縁 分流の実例（ブースバー） ブースバーにスパッタが積もると スパッタ スパッタ 電流 ボルトから電流が流れてしまう！ 分流 日頃の清掃が大切！！ ②　人的要因???　 パネルの端打ち 電流 ★ ★ ★ 局部に電流が集中 端打ち　 ②　人的要因??? 打点角度不良　 ９０° 角度が悪くなると 電流 電流 チップの接地面が広くなり 電流 電流 ナゲットができないよぉ 電流 電流 あっ！ ハナレた!! 厚板の場合 ②　人的要因???　 パネルＲ打ち　 電流 局部に電流が集中 ★ ★ ★ 薄板の場合 加圧力 電流 電流が分散 ③　製品的要因???　 板合わせ不良 加圧力 電流 Ａ Ｂ Ｃ 電流集中 電流分散 　分流の実例（設備とガンヨーク） 　こんどは、治具部にガンヨークが干渉したまま溶接した為、分流した実例です。 　この場合、干渉する部分の治具部、又はガンヨーク部を絶縁することが必要です。 　ガンヨークに絶縁テープだけだと、すぐに劣化してしまいます。このようにヨークの上に絶縁テープ又はサニーホース、その上に鉄板を当て、テープで固定すると頑丈に絶縁できます。 　このとき、テスターを使って鉄板とヨークを絶縁確認しましょう。 　　　　　　 　分流の実例（ヨークとパネル） 　次はガンヨークとパネルが溶接時干渉し、分流した実例です。 　煙が出て分流しているのが分かりますね。 　この工程で分流対策の改善事例を見てみましょう。 　分流対策用ガンガイドを治具に取り付けるのですが、ここで重要なのは、ガンガイドが治具部と完全に絶縁がされていることです。 　この様に絶縁されていればＯＫです。 　設置した後に治具とガンガイドにテスターを当てて絶縁ができているかどうか確認しましょう。 　　　 　分流の実例（ブースバー） 　ブースバーにスパッタが積もると、絶縁されていなければならないボルトに電流が流れて分流してしまいます。 　次のように清掃して下さい。 　次の部分はマルチのガン取付部ですが、スパッタが積もりすぎて絶縁ベークをまたいでしまっています。 　見落としがちな部分です。 　これを期にしっかり清掃して下さい。 ②人的要因???端打ち 　スポット溶接は、正しい位置に溶接すればスパッタは出ませんがパネルの端の方を溶接すればこの様にスパッタが飛散してしまいます。 　パネルの端を打つとなぜスパッタが飛散してしまうかといいますと、溶接電流が局部に集中してしまうからです。 　作業に焦らずスポット溶接は正しい位置に打ちましょう。 ②人的要因???打点角度不良 　今度は打点角度が悪いときの実例です。 　本来スポット溶接はパネルに対し次の様に、直角に溶接しなければなりませんね。 　しかし、次ようにパネルに対し角度が悪くスポット溶接してしまった場合、 　タガネチェックで溶接強度確認してみますと、この様にパネルはくっついていませんね。こわいですね。 　こんな車に皆さんは乗りたくないでしょう。皆さんは良い車のみを造ってください。 　角度が悪いとなぜ溶接ハナレになるのでしょう。 　角度がだんだん悪くなるとチップとパネルの接触面が広くなるにつれて電流の流れる径路も広がり、電流が分散してしまうから溶接ハナレとなってしまうのです。 　十分注意しましょう。 　角度不良は何度までが許容範囲かといいますと、１０度です。 *