市域灾害环境.pdfVIP

第３章 市域の災害環境 第１節 市の概況 第１ 自然的条件 １ 位置・面積 当市は、大阪府の北部に位置し、北は箕面市及び池田市、東は吹田市、南は大阪市、西は 兵庫県伊丹市及び尼崎市に接し、東西6 ㎞南北 10.3 ㎞、面積は 36.6km2 である。 ２ 地 形 当市の地形は、大きく次の4 つに区分される。 (1) 丘陵 市域の東部から北部にかけて広がる地域で、標高は 30～1 0 0ｍ程度である。千里川・ 天竺川などの河川による浸食谷が発達しているため、市西側の段丘部よりも地形はやや険 しい。 現在では大半が宅地化されている。 (2) 段丘 市域の西側に、天竺川沿岸から千里川北岸部にかけて広がる地域で、標高は 10～60ｍ 程度である。 丘陵に比較すると谷は浅く、勾配は緩やかで、段丘の縁辺部の斜面を除くと平坦な地形 である。 (3) 神崎川低地 阪急服部駅から南側の地域で、標高は４ｍ以下と市内で最も地盤が低い。神崎川の右岸 や天竺川・高川の沿岸などには自然堤防による微高地（周囲よりも1 ～2 ｍ程度高い地形） が形成されている。 (4) 猪名川低地 大阪国際空港から北側の空港周辺及び千里川沿いの地域で、標高は4 ～15ｍ程度であ る。千里川沿いには微高地がみられ、河川に隣接する地域には旧河道の微低地（周囲より も1 ｍ程度低い地形）が点在している。 ３ 地質・地盤 丘陵は大阪層群と呼ばれる未固結堆積物（砂礫、粘土など）からなり、段丘は厚さ 10ｍ程 度の礫層からなっている。神崎川低地は地表下 10～20ｍ付近までは沖積層（軟弱粘土層、 砂礫層）であり、その下に段丘層が分布している。猪名川低地は河川氾濫時の土砂からなる ため、神崎川低地のように地質の均一性、連続性はないが、表層は主に砂質土である。 天竺川にほぼ並行する形で仏念寺山断層が南北に走る。この活断層は段丘地域と丘陵地域 ４ の境界となっており、南への延長は大阪市中央部の上町台地西縁を南北に走る上町断層に続 くと考えられている。 ４ 気 象 当市は、瀬戸内海型の気候区に属し、年平均気温 16℃前後、年間降水量 1,300㎜程度の穏 やかな気候である。 第２ 社会的条件 １ 市街地の形成と現状 「豊中」は、明治22 年4 月1 日に豊中村として誕生した。明治時代の後半から昭和 の初め頃にかけて、箕面有馬電気軌道（のちの阪急電車）の開通や新しい産業道路（現在の 国道1 7 6号）の開通と大阪市の発展を契機として、今日のような近代的住宅都市の基礎が築 かれていった。 豊中村は、昭和2 年に豊中町、昭和 11 年に豊中市となった。昭和 30 年の庄内町の合併ま で、隣接の町村を4 回にわたって合併し、今日の市域となっている。 昭和初期～戦前期は、大阪市の中間階層を対象とした宅地の開発・経営が進み、豊中は、 芦屋、夙川と並んで、関西の代表的な郊外住宅地であった。 昭和 30 年代から 40 年代にかけてわが国最初の大規模なニュータウンとして、千里ニュー タウンが豊中市と吹田市の市域にまたがって建設された。 現在は、ほぼ市街化されており、わずかに、北部や東部、西部の一部に農地を残すのみと なっている。 ２ 人口・世帯数 当市の人口・世帯数は、386，623 人、161，418 世帯である（平成 17 年国勢調査）。 当市では、現在の市域になった昭和 30 年以降急激に人口増加を続けてきたが、昭和 55 年頃から増加率が鈍化し、昭和 62 年の 41.7 万人（国調推計人口）をピークに、人口は減少 傾向に転じ、平成7 年国勢調査では、市人口は 40 万人を下回った。これは出生数の減少、 死亡率の増加などに加えて、社会動態でも大幅な転出超過が続いたことによるものである が、平成 17 年度には若干の転入超過となった。 平成 17 年国勢調査における年齢構成では、65 歳以上の高齢者が 73，842 人と人口の約 1 9％を占める。 昼夜間人口比率（昼間人口／