环境审査顾问会水环境分科会.pdfVIP

環境審査顧問会水環境分科会 議事録 １．日時：平成１７年１１月１１日（金） １３：３０～ １５：１０ ２．場所：経済産業省別館１１階第１１２０共用会議室 ３．出席者： （顧問） 沖山主査、和田副主査、木本顧問、中園顧問 （経済産業省） 高取統括環境保全審査官、金子環境審査班長 他 ４．議題：環境影響評価準備書の審査について ・沖縄電力（株）吉の浦火力発電所 ・（株）シグマパワー山口 宇部発電所 ５．議事概要： （１）開会の辞 （２）配布資料の確認 （３）沖縄電力（株）吉の浦火力発電所の環境影響評価準備書に係る審査に当たり、事 務局から質問事項への回答、補足説明資料及び審査書（案）に基づき、説明がなさ れた。 ＜質問事項への回答及び補足説明資料について＞ 【顧 問】計画地前面海域は水深も浅いので、地元の観光でのダイバーの利用はあるのか。 【経済省】ダイバーの利用状況は低いと聞いているが、事業者に確認する。 【顧 問】水路は、埋め立て時に作ったものか、その理由は何か。直接海岸から埋め立て するよりも水路を作って、埋め立てた方が、砂浜海岸では砂の動きも自由にな るので好ましいということはある。 【経済省】埋め立て時に作ったと考えられる。現状は、いろいろなものが捨てられ、状況 は悪化しており、これを契機にきれいに出来ないかと地元の要望はあるが、県 の管理なので、手を加えることが出来ないとのことである。 【顧 問】掘削した後のサンゴ石などの泥はどうするのか。 【経済省】掘削土の処理方法については事業者に確認する。 【顧 問】説明ではサンゴの被度が低いからという論調をしているが、被度が低いのはサ ンゴが減少していることではないか。貴重なサンゴがここではまだ残っている と解釈したい。最近の研究では、きちんと残っていることがサンゴの拡大には 非常に重要であることがわかっている。この湾そのものが、破壊されつつある 場所と感じる。現地を見た際は予想した以上に海岸に生物が少なく、豊かな海 ではないと感じた。周辺では工事もかなり行われており、工事には十分に配慮 してほしい。こういった貴重な場所が少なくなっており、心配している。 ＜審査書（案）について＞ 【顧 問】２ページの水の濁りの表現で、７行目からの「これらの対策により」以下の文 章で、実際に調査した結果のものなのか、解析結果なのかがわからない。 【経済省】数理モデルの解析によるものであることから、審査書案に追記する。 【顧 問】誤字であるが、「生魚」を「生」を「成」へ、「稚子」の「子」を「仔」へ、 及び「リットル」を正しい表記に修正してほしい。また、沖縄県赤土等流出防止 1 条例の排出基準ではかなり高いレベルになっており、200mg/lはここに出てくる ものの何十倍にもなっている。赤土等の「等」はどういう範囲か。これが当ては まればほとんどのものが基準以下となる。 【経済省】排出基準について事業者に確認し、検討したい。 【顧 問】「海藻草類」は「海草藻類」である。また、生物の学名はイタリックで従来か ら表記しており、専門家に確認してほしい。 （４）（株）シグマパワー山口 宇部発電所の環境影響評価準備書に係る審査に当たり、 事務局から質問事項への回答、補足説明資料及び審査書（案）に基づき、説明がな された。 ＜質問事項への回答及び補足説明資料について＞ 【顧 問】浚渫に伴う生物への影響を考慮しているのか。 【経済省】建設機械の稼働による水の濁りの項目で海生生物に対して評価している。 【顧 問】取水口設置に伴う影響を入れるべきではないか。 【経済省】取水口浚渫による濁りの影響については予測評価している。 【顧 問】温排水の重畳について、温水層の厚さを３mと５mとを混在させて評価するのは 物理