长野県北部等地震调査报告速报.PDF

2011.3.22 長野県北部等地震調査報告（速報） ※これは速報であり、数値等は今後変わることがある。 土砂管理研究グル-プ 雪崩・地すべり研究センター １．調査日 H.23.3.14、15、17、18 ２．調査者 3/14、15 野呂所長、丸山総括主任研究員、伊藤研究員、ハスバ-トル専門研究員 中村交流研究員 3/17 野呂所長、丸山総括主任研究員、ハスバ-トル専門研究員、中村交流研究員 3/18 ハスバ-トル専門研究員、中村交流研究員 ３．調査箇所 3.14 長野県 (1)栄村北信 新潟県 (2)津南町辰口、(3)十日町市松之山区中尾 ち と せ 3.15 新潟県 (4)十日町市松之山区千年、(5)赤倉、(6)月池 3.17 長野県 (7)栄村青倉 さ か さ 新潟県 (8)津南町逆巻 3.18 新潟県 (9)津南町上田小池 ４．現地踏査結果 (1)長野県栄村北信 ・タイプ：崩壊 ・位置：長野県栄村北信 中条川支流（3箇所の崩壊があるが、②、③はアクセスでき なかった） ・発生源の規模：（図-1 の①）幅約 100ｍ、長さ約 200ｍの崩壊 ・状況： 崩壊は、中条川支流の左岸側南西向き斜面で発生した（写真-1）。崩壊土砂は、渓流 に流出し、その上流側で発生した崩壊土砂（図-1 の②）と一緒に、大量の雪を巻き込 みながら約 1km流下し、中条川に達した。含まれる土砂は主に安山岩の岩塊（写真-2） からなり、新鮮なものが多く硬い。しかし、風化したものも含まれる。渓流沿いに、 土砂や雪崩の流下痕が確認され、現河床よりおよそ 10ｍの高さに達している （写真-3）。 雪混じり土砂が中条温泉「トマトの国」の施設の南西側の小高い丘にぶつかり（写 真-4）、高さ約 5ｍまでせり上がった（写真-5）。地形図に砂防堰堤と思われるマークが 1 崩壊地の下流側にあり、その損傷状況は現地で確認できなかったものの、写真-6 に示 したようなヒューム管が流された。 河川水は堆積した土砂の上を流れており、湛水は確認できなかった。 （写真-7、8）。 図-1 長野県栄村 「トマトの国」付近の崩壊 写真-1 遠景 下流から発生域を望む 写真-2 安山岩の岩塊 2 写真-3 土砂、雪崩の流下痕 写真-4 末端付近の遠景 上流から下流を望む 写真-5 トマトの国付近の雪まじり土砂 写真-6 流されたヒュ-ム管 写真-7 河川水の流下状況 写真-8 流下した土砂の先端部 3 (2)新潟県津南町辰口 ・タイプ：雪崩、崩壊 ・発生場所：新潟県津南町辰口 烏帽子形山の北東向き斜面 ほぼ稜線付近から崩壊 ・発生源の規模：幅約 100ｍ、長さ約 200ｍ（写真-9） ・流下長さ：約 500m、幅 50-100ｍ（写真-10) ・状況： 堆積した雪とその上に覆っている土砂の状況から、崩壊は雪崩発生後