灾害时要援护者.PDF

災害時要援護者 避難支援ハンドブック ～　目　　次　～ 第１章　はじめに　……………………………………………… １ 第２章　避難支援体制の整備　……………………………… ２ 第３章　日ごろの備え （すべての人に共通すること）…… 5 第４章　避難支援の流れ　…………………………………… 13 第５章　避難支援する時のポイント 　１　高齢者への支援　…………………………………………… 17 　２　視覚障害のある方への支援　……………………………… 20 　３　聴覚・言語障害のある方への支援　……………………… 23 　４　肢体不自由のある方への支援　…………………………… 25 　５　知的障害のある方への支援　……………………………… 29 　６　自閉症等の発達障害のある方への支援　………………… 31 　７　精神障害のある方への支援　……………………………… 34 　８　常時特別な医療等を必要とする在宅療養者への支援　…… 36… 　９　乳幼児や妊産婦の方への支援　…………………………… 38 　10……日本語に不慣れな在住外国人の方への支援　……………… 40 第６章　さまざまな搬送方法について　………………… 42 第７章　災害時伝言ダイヤル（１７１） ………………… 48 第１章　はじめに 章 １ 第 　 1 災害時要援護者とは に め じ は 災害時要援護者とは、災害時に必要な情報を把握して安全な場所に避難 するなどの行動をとるのに支援を要する方々です。 一般的には、高齢者（一人暮らし、寝たきり、認知症等）、身体障害のあ る方、知的障害のある方、自閉症等の発達障害のある方、精神障害のある 方、常時特別な医療等を必要とする在宅療養者、乳幼児、妊産婦、日本語 に不慣れな在住外国人等が考えられます。 これらの方たちは、危険が迫っても、自力でのすみやかな避難行動が困 難であるため、逃げ遅れて大きな被害を受ける可能性が高くなります。 2 自助・共助・公助 災害の被害を最小限にするには、「自分の身の安全は自分で守る」という 「自助」の取り組みが基本です。 大規模災害が発生すると被害が広範囲に及ぶため、消防など行政による 救助・救援活動（公助）が困難になることが予測されます。 そのため、地域住民による被災者の救出・救護など、「自分たちの地域は お互い助け合って守る」という「共助」の取り組みが重要になってきます。 特に災害時要援護者の方は自力での避難行動が難しいため、周囲の助け が必要となります。 　　　　　　　　　　自助：自分の身の安全は自分で守る 　　　　　　　　　　共助：自分たちの地域はお互いに助け合って守る 　　　　　　　　　　公助：行政による対応 −1− 第2章　避難支援体制の整備 市町村が主体となり、次のような流れで避難支援体制の整備に取り組み 章 ２ 第 ます。※以下、『和歌山県災害時要援護者支援マニュアル（H20.6）』による。 　 備 整 の 制 体 援 支 難 避 1　情報の収集 在宅の災害時要援護者の全体把握を行うため、情報を収集し、 台帳を作成します。 2　「避難行動要支援者」の特定