No033立秋号 2013年8月7日发行 - NPO PLANT A TREE PLANT LOVE.PDF

NPO PTPL “ともいき”便り No.33 ■立秋（りっしゅう） （2013 年８月7 日発行） ８月７日（水）は立秋の節気の入りです。立秋の節気は８月７日（水）から８ 月２２日（木）までの１６日間の期間です。 二十四節気の基本は二至二分（春分・夏至・秋分・冬至）と四立（立春・立夏・ 立秋・立冬）が基本となり、２４等分して二十四節気が構成されています。 立秋は字のごとく「秋が立つ」。四季の節目の節気です。 今年は、北陸、東北地方を除くと異例の速さで梅雨が明け、その後は連日３５ 度を超える猛暑と中国、北陸、静岡、東北など記録的な豪雨に見舞われるなど、 異常な気象が続いています。 しかし、蒸し暑い猛暑が続く日々ですが暦の上では秋に入ります。季節は刻々 と秋に向かっています。 四立（立春・立夏 ・立秋・立冬）の節気を迎えると、例えば立秋でいえば、ま だまだ猛暑が続き、とても秋を感じられないという声を多く聞きます。しかし、 昔の人々は極めれば終わり、そして、次に移ることを肌で感じていました。従 って、８月から 9 月のかけては暑い日が続きますが、大暑の節気に一番厳しい 暑さのピークとなり、立秋以降、秋の気配を感じる感性を持っていました。こ ういう感性を磨いていくと、少しは厳しい猛暑もピークが過ぎ、秋に向かって いるという気になれるのでしょうか・・・・・。でも、このコンクリーとアス ファルで覆われた都市化された街では、どうでしょうか。 新暦（現行カレンダー）になれた、現代の私たちはこれからが夏の本番。月遅 れのお盆休みがあり、最近は長い期間休むところも多く、ふるさとへ帰省する 人や国内・海外へ旅行する人で、多くの日本人が移動します。 また、この時期は全国各地で夏祭りや花火大会が開かれ、日本の夏を満喫しま - 1 - す。 国内旅行といえば、富士山が世界文化遺産登録に決定した今年の夏の７月の登 山者数が８万人を超え、史上最高だそうです。8 月にも多くの登山者が殺到する と思われますが、やはり登山者に向けたルールとマナーづくりが急務と思われ ます。富士登山ではなく、周辺の構成資産を巡りながら富士山を観るのも一考 だと感じます。身近な富士山巡りですと、富士塚巡りはいかがでしょうか。江 戸庶民の富士山に対する思いが発見できるかもしれませんし、何しろ気軽に出 かけられるところが魅力です。 おらが富士サイト ：http://www.plantatree.gr.jp/oragafuji/ Facebook 「おらが富士計画 ふるさと富士山探し」 /oragafuji をご覧ください。 暑中見舞いは立秋より残暑見舞いとなります。 立秋以降の暑い時季に出すのですが、9 月に入って出す時は、夏休みの報告や涼 しい秋を待ち望む思いを表わしたりすることが多いようです。みなさんはいか がですか？ 多分、文面は今年の夏の異常な蒸し暑さや豪雨の話が書き出しになるのではな いでしょうか？ 佐藤 誠（NPO PTPL 事務局） ■ともいき・ともうみ雑感彼是 今年の大暑（たいしょ）は、まさしく大暑（だいしょ）。 じとじとじと、じめじめじめ、むしむしむし、むんむんむん・・・・。 この蒸し暑さ・・・・。一体全体どうなっているのでしょう。 大暑の厳しい蒸し暑さの最中には、早く涼しくならないものかと切に願い、夏 の土用も終わり、やがて立秋（８月７日）を迎え、暑中見舞いは残暑見舞いに なり、気持ちの上で、秋の始まりを意識すると、一日一日と薄皮をはがすよう に暑気が薄らいでゆくのを感じ、自分のまわりにも秋の気配を感知できること が多くなって、秋が近いことを実感するのです。 暑さが極まれば夏は終わり、秋の勢力圏に入り、日に日に秋の度合いが強まっ - 2 - て、秋へと移り変わってゆきます。 これが回帰循環する自然のリズムです。この自然のリズムと季節の移り変わり を大いに実感しましょう。われわれの祖先も、この自然のリズムと季節の移り 変わりを実感し、満喫していたことでしょう。 勝田 祥三（NPO PLANT A TREE PLANT LOVE 理事長） - 3