第Ⅰ章指导计画.PDFVIP

■ 指 導 計 画 第 Ⅰ 章 全 体 計 画 　人権教育を推進するためには、教職員や子どもがお互いの大切さを認め会う学校づくりに努め、個に応じたきめ 細かな指導を行うとともに、教育活動全体を通じて計画的に取り組むことが大切です。そのためには、人権教育の 目標と各教科、道徳、特別活動及び総合的な学習の時間における重点目標などとの関係を位置づけた全体計画を作 成する必要があります。 　次に、全体計画を作成するための手順を例示しますので、参考としてください。 全体計画作成の手順（例） ①　日本国憲法をはじめ人権関係法令等を踏まえる。 ②　児童生徒の実態や願い、保護者や地域の願い等を踏まえ、取り組むべき課題を明確にする。 ③　①②を踏まえて、学校として取り組む教育目標（めざす児童・生徒像）を確立する。 ※参考2「子どもの実態についての共通理解を深めるために」（P19）にあたる部分 ④　③を実現するため、人権教育の方針を立てる。 ※県人権教育基本方針の目的にあたる部分 ⑤　人権教育で取り組む課題を明確にし「目標」を立てる。 ※県人権教育基本方針の目的の⑴〜⑶にあたる部分 ⑥　⑤で設定した目標について、児童生徒の発達段階に応じて、さらに具体的な目標を立てる。 ※参考1「発達段階に応じた具体的な目標例」（P16〜P17）にあたる部分 ※④〜⑥は、各学校の実情に合わせて統合することも考えられる。 ⑦　 ④〜⑥で掲げた目標等を達成するため、各教科等の教育活動ごとに、それぞれの特質に応じた重点目標 を立てる。 ※参考3「人権教育と他の教育活動との関わりを整理するために」（P20）参照 ⑧　重点的に取り組む課題等を設定し、発達段階に応じた到達目標を立てる。 ⑨　関係する各学校、家庭や地域社会と連携して取り組む視点を明確にする。 ⑩　 教職員の人権意識を高め、人権教育で取り組む内容について共通理解を図り、効果的な指導方法等を工 夫・改善するための研修を行う。 ■10