学级活动（学校给食）指导案（低学年）.PDFVIP

食教育研究部会 学級活動（学校給食）指導案（低学年）学級活動（学校給食）指導案（低学年） 学級活動（学校給食）指導案（低学年）学級活動（学校給食）指導案（低学年） 指導者 T １ 教 員 T ２ 栄養教職員 １ 主題名 旬の野菜パワーを知ろう ２ 主題設定の理由 野菜は，人の健康にとって不可欠な栄養素の重要な供給源である。日本人の栄養摂取のう ち野菜が占める割合として，私たちはビタミン A の 56 ％，ビタミン C の 31 ％，カリウムの 24 ％，カルシウムの 18 ％，食物繊維の 37 ％を野菜から摂取している。 しかし野菜の１人当たりの年間消費量を見た時，平成 24 年度の農林水産省「食料需給表」 によれば，平成元年には 111 ㎏であったのが，平成 23 年では１人１年あたり約 91 ㎏とこの 20 年余りで約 17 ％も減少している。また世代別の摂取量を見ると，全世代に渡って目標野菜摂 取量である 350 ｇを下回っていて，特に 20 代～ 30 代の若年層における摂取不足が顕著とな っている。さらに小学生の嫌いな食べ物は上位１０品目中８品目が野菜であり，特にゴーヤ， なす，ピーマン，セロリなど匂いや苦みの強いものが嫌われている。 私たちの生活スタイルの変化や食生活の洋風化の影響も大きいと考えられる。以前は家庭で 生の野菜を買って調理したり漬け物にして食べることが多かったが，今ではサラダによる摂取 が多くなってきた。手軽で便利な中食，カット野菜や冷凍野菜などの加工食品の消費量が増え， 需要の形態も変わってきている。 そのうえ近年は野菜の栽培技術の向上が目覚ましく，１年中店頭に出回っていて季節を感じ ることが少なくなった。子どもたちにおいても，野菜の旬を知らない子どもがいる。また旬の 野菜を使った料理を意識して食べたことがなく，その味（おいしさ）を知らない子どももいる。 本来，旬の野菜は良質の栄養分をその季節ごとに摂取できるすばらしい食材であり，食事 の中で四季を感じたり楽しんだりする日本の食文化の根底をなすものでもある。そこで，野菜 が苦手な子どもたちに，旬の野菜を食べることにより栄養価が高くおいしく食べられるよさを 知ってほしい。また進んで野菜（旬の野菜)を食べようとする意欲を持たせたいと考え，本主 題を設定した。 ３ 目標 ・旬の野菜のよさを知り,進んで旬の野菜を食べようとする意欲を持たせる。 ４ 食育の視点 ・心身の成長や健康の保持増進の上で望ましい栄養や食事の取り方 を理解 し，自ら管理し ていく能力 を身 につ ける。（心身の健康） ５ 指導計画 （１時間） ・第 １時 ：旬の野菜パワーを知ろう（本時） ６ 展開 （低学年） Ｔ １ 教師 Ｔ ２ 栄養職員 学 習 活 動 指導上の留意点 資 料 備考 １ 紙芝居 「やさい村 の村長 ・話 に出てくる野菜に興 味を 大型テレ ビ Ｔ １ さんはだーれ」を聞 く。 持たせる。 （紙芝居） 導 ・その地域や季節でたくさん 『しゅん』 の ２ 旬の野菜の 『旬』 の意味 採れる食べ物（野菜）があり， やさい 入 を知る。 一 番 お い し い 時 期 の も の を 『旬』ということをおさえる。 ３ 本時の課題を知る Ｔ １