平成17年度技术士第一次试験问题（専门科目）.DOC

平成17年度技術士第一次試験問題（専門科目） IV　次の35問題のうち25問題を選択して解答せよ。（解答欄に１つだけマークすること?） Ⅳ－１　丸太の求積式に関する次の記述のうち，誤っているものはどれか。 　①　フーバー式は中央断面積式とも呼ばれ，円柱体および放物線体に対しては正しい体 　　積を与える。 　②　スマリアン式は平均断面積式とも呼ばれ，円錐体およびナイロイド体に対しては正 　　しい体積を与える。 　③　リーケ式はニュートン式とも呼ばれ，スマリアン式にフーバー式の２倍を加えて平 　　均した形になっている。 　④　末口二乗法は日本において古くから用いられている慣用法であり，末口の二乗に長 　　さを乗ずるという簡便な方法である。 　⑤　５分周式はフランスにおいて用いられている慣用法であり，中央径の周囲長を５分 　　した値の二乗に長さの２倍を乗ずるという簡便な方法である。 Ⅳ－２　輪伐期に関する次の記述のうち，誤っているものはどれか。 　①　作業級において成立する概念である。 　②　期間概念である。 　③　各種の伐区式作業を行う場合に重要なものとされている。 　④　皆伐作業に起因する法正林思想の所産であるといわれている。 　⑤　照査法や恒続林施業において重要な概念とされている。 IV－ 3　材積表に関する次の記述のうち，誤っているものはどれか。 　①　材積表とは，胸高直径，樹高などの因子別に樹幹材積またはその一部分の平均的な 　　材積の値を示した表である。 　②　一変数材積表とは材積表の中でも最も簡単なものであり，主に胸高直径の値のみか 　　ら材積を求める表である。適用できる地域や樹種については汎用性が低い。 　③　二変数材積表を作成する際によく使われる山本－シューマツカー式（シューマツ力 　　ー－ホールの式）は胸高直径と樹高の値から幹材積を求める式である。 　①　三変数材積表は胸高直径，樹高に加えて光合成に関連する薬量を表す因子が変数と 　　して取り入れられることが多く，汎用性は高いが利便性が低い。 　⑤　材積表は基本的に地域ごと，樹種ごとに調製されるものであり，調製試料を収集し 　　た林分の母集団を超えて適用してはいけない。 IV－4　林分材積成長に関する次の記述のうち，誤っているものはどれか。 　①　粗成長量とは，成長期間内に林分の全林木から生産された全材積である。 　②　進界成長量とは，成長期間内に測定対象となる大きさに達した林木の材積である。 　③　枯損量とは，成長期間内に枯損した林木の材積である。 　④　純成長量とは，粗成長量から枯損量を差し引いた残りの材積である。 　⑤　純増加量とは，粗成長量から枯損量と進界成長量を差し引いた残りの材積である。 IV－ 5　林業の生産手段としての林地に関わる用語に関する次の記述のうち，誤ってい　るものはどれか。 　①　林班は永久的性質を持つ基礎的な林地区画の単位である。 　②　小班は地形を基準として一時的に設けられる林班の細分区画である。 　③　地位は林地の生産力を示す概念であり，基準林齢に対する優勢木の平均樹高を基本 　　とした指数で表される。 　④　地利は搬出費によって示される経済的位置を示す概念であり，搬出条件が一定の場 　　合，搬出距離を基本とした指数で表される。 　⑤　立地級は地位と地利を総合した概念であり，自然的立地（地位）と経済的立地（地 　　利）を組み合わせた指数で表される。 Ⅳ－６　平成13年度に作成された「森林?林業基本計画」の基本方針に関する次の記述 　のうち，誤っているものはどれか。 　①　森林のもたらすさまざまな恩恵を将来にわたって享受していくためには，長期的な 　　視点にこだわるのではなく，社会，特に都市住民のニーズの短期的な変化に敏感に反 　　応し，柔軟な姿勢で整備及び保全を図ることが必要である。 　②　山村地域における定住の促進を図るとともに，森林所有者等による適時適切な森林 　　施業が行われるようにするとの観点から森林施業の実施に不可欠な現況調査等の基礎 　　的な活動が確保されることが必要である。 　③　森林や緑に対する国民の関心が高まりを見せており，自然とのふれあいの場，野外 　　教育や環境教育の場，健康づくりの場など森林の保健?文化?教育的利用に対する国 　　民のニーズに応じた森林の整備が求められている。 　④　林業労働に従事する者の減少と高齢化が進んでいるため，林業労働に従事する者の 　　雇用の安定，労働条件の改善等により，これらの者の福祉の向上等を図り，人材の育 　　成及び定着を進める必要がある。 　⑤　木材の需要を確保し拡大するためには，最終需要者である消費者の二ーズに的確に 　　対応することが不可欠であり，森林所有者をはじめ素材