伊藤隆敏.PDF

「基本方針 2007」の総点検について 平成 20 年４月１日 伊 藤 隆 敏 丹 羽 宇 一 郎 御手洗冨士夫 八 代 尚 宏 成長力加速プログラム・タスクフォース １．今般、「基本方針 2007」において取り組むこととされた 149 項目の施策につき、 各府省からの提出資料等を通じて取組状況の総点検を行った。また、本作業に 加えて、成長力加速プログラム・タスクフォースにおいては、「基本方針 2007」中 の「成長力加速プログラム」に盛り込まれた施策につき、特に重点的に取組状況 の点検を行った。 ２．具体的には、上記 149 項目につき、以下のように分類して、平成 19 年度末時点 における取組状況と今後の実施予定を点検した。 事項分類 項目数 イ 取組期限が明示されている事項 イー１ 19 年度中に取組を行うとされた事項 37 イー２ それ以降に取組期限が明示されている事項 19 ロ 取組期限が明示されていない事項 93 ３．点検の結果、イ－１に分類された各事項については、一部の項目を除き、概ね 決定事項に沿った取組が行われたものと考えられる。 イ－２やロに分類された各事項についても、各府省において一定の取組が推 進されている。ただし、施策よって進捗状況にバラツキが見られるほか、明確な 期限を定めた工程表が示されていないものがある等の問題があり、今後、改善 を図ることが望まれる。 「基本方針 2007」の主な項目の取組状況（各府省からの報告に基づく）及び 「基本方針 2008」の策定に向けた今後の施策の方向性は別紙のとおり。 ４．取組を着実に推進させる観点からは、取組期限や量的な指標を明示し、逐次 その達成状況を点検することが重要である。「基本方針 2007」では半数以上の 項目につき、取組期限が明示されていないほか、量的な指標が盛り込まれてい る項目も少ない。「基本方針 2008」の策定に当たっては、各施策の取り組むべき 期限や量的な指標などを極力盛り込み、PDCA サイクルにより、各施策を着実に 実行に移すべき。 ※ なお、各項目の取組状況に関する詳細は、経済財政諮問会議のウェッブサイ ト上に掲載する。 1 （別紙） 主な項目の取組状況と今後の施策の方向性 ○：取組状況、◇：今後の施策の方向性 １．成長力の