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January. 2011 高輝度光子ビーム源開発室 ニュース Vol.5 Quantum Beam Technology Program supported by MEXT フランス LAL グループが 2010 年 8 月に 1.3GeV 蓄積リング加速器に設置した 4 mirror optical cavity である。 既に 2kW 程度の平均レーザーパワーを蓄積して、衝突角 8 度で電子ビームとの衝突実験を行い、 ガンマ線を測定している。蓄積平均パワーの目標値は 100kW から 1MW である。入射レーザーパル スパワーを徐々に 100W に上げて、optical cavity 内での増幅率の目標を 1000 倍以上に設定して、こ れから 2 年以上の技術蓄積を KEK-ATF グループと共同して進める。フランスでは民間企業と協力し て THOMX project を推進している。 高輝度光子ビーム源開発室ニュース 新年明けましておめでとうございます。本年も ?素粒子原子核研究所、大森恒彦氏に 2010 年 6 宜しくお願い致します。高輝度光子ビーム源開 月に行われました「POSIPOL2010 国際ワークシ 発室ニュース Vol.5 をお送り致します。ニュース ョップ」の報告をお願いしました。 Vol.5 の記事として、2011 年から 2012 年に行う ニュース Vol.6 は開発レーザー装置の実用化と 小型高輝度 X 線源の性能確認実験計画の概要を 本光子ビーム源を使った応用実験に関する報告を 浦川が報告します。高エネルギー加速器研究機構 行う予定です。ご期待下さい。 ■小型高輝度 X 線源の性能確認実験計画 浦川順治 高エネルギー加速器研究機構　加速器研究施設 はじめに パーキャビティー開発を進めたので、X 線生成が 2008 年 9 月から開始しました量子ビーム技術 行えるように大強度電子ビーム源開発と小型線形 プログラムの小型高輝度 X 線源開発の性能確認 電子加速器開発も行った。2005 年度事業終了ま 実験計画がほぼ決まりましたので、その概要につ でに X 線生成実験を行えなかったが、この事業 いて報告致します。常伝導小型加速器 (LUCX) に によって大強度電子源製作と高性能スーパーキ よる X 線発生およびイメージング測定を 2011 年 ャビティー製作技術を確立した。その後、2007 中に行い、2012 年は超伝導線形加速器（STF の 年度と 2008 年度に博士課程の学生が装置の改良 前段部）を使ったより高輝度な X 線発生を行う を行い、マルチバンチ X 線生成実験を成功させた。 計画です。この性能確認実験を行うために、光高 この実験によって、30keV X-ray の Flux が 1.2× 5 周波電子源およびレーザー蓄積共振器の高性能化 10 Hz/10%b.w. で安定に得られ、色々改良する と電子ビーム?レーザービームの衝突技術に関す べき問題点も明らかになった。図１に 2009 年 る高度化を進めてきました。本受託事業の概要は 3 月に達成された LUCX の成果と 2009 年度から 本ニュース Vo.3 および日本原子力学会誌 Vol.52, 2010 年度に新 LUCX で目標とした電子ビームと No.11(2010), p.725 で報告しましたので、そちら レーザービームの数値を書き入れたものを示す。 も参照して下さい。今後２年間の実験計画につ