「暗黒の世界火山溶岩洞窟」.docVIP

「暗黒の世界　火山溶岩洞窟」 五島市黄島、五島市富江町 中学校１年第２分野「大地の変化」 福江島から１０ｋｍ南にある黄島の東部には、「丈の穴（じょうのあな）」と呼ばれている溶岩トンネルがあります。 　海面から２ｍの高さのところにあり、北に向かって一直線に延びています。 奥行は、131.2ｍ、高さは１～7.2ｍ、幅は２～5.75ｍあります。 　火山活動によって噴出したやわらかい玄武岩質溶岩が波打たれながら流れる際、溶岩の表面と下部が固結していないおかゆ状の溶岩が流出して空洞ができたようです。富江半島の東に「」と呼ばれる玄武岩の地下に生じた溶岩トンネルがあります。１０ｍほど離れて二本あり、奥行は長い方が ４００ｍ、短い方が８５ｍです。高さは、最大約3.5ｍ、幅は最大6.5ｍあります。２本のうち短い方は、陸上に通り抜けています。　また、長い方は、徐々に下がっていて、 ４００ｍ地点では天井まで満水状態となり、水には海水が混じっています。（現在は、崩落の危険性があるため入ることはできません。）溶岩洞窟では日本２位の長さで、世界にここだけにしかいないと言われている目がなくなってしまった「ドウクツミミズハゼ」やゴミムシの仲間がいます。 もしかして、これらの暗黒の世界に、新たな固有生物の発見があるかもしれませんね。 五島市富江町「井坑」 五島市立崎山中学校　松岡　孝之 五島市立富江小学校 末吉　優