临床検査技师会との连携.pptVIP

村田　哲也　委員 臨床検査医学会および臨床検査技師会との連携について JA三重厚生連鈴鹿中央総合病院中央検査科 村田哲也 臨床検査医学会との連携 病理学会と臨床検査医学会との類似性。 臨床検査医学会の現状。 一般病院における検査室の現状。 病理学会と臨床検査医学会の専門医認定システム。 提案と今後の問題点：病理学会と臨床検査医学会の相互乗り入れの可能性など。 病理学会と臨床検査医学会との類似性。 基本的診療領域に関する14科の中で、学会員数が少ない（相対的に弱小学会である）。 基本的診療領域に関する14科の中で、直接患者と接する機会が少ない領域である。 日常業務に関して、臨床検査技師とのコラボレーションが大きな位置を占めている。 日常業務のDirect userは臨床各科の医師であり、患者はEnd userの立場にある。 学会の会員数 日本内科学会：85,000名（専門医7,168名） 日本消化器病学会：27,000名（専門医13,294名） 日本肝臓学会：11,000名（認定医2,610名） 日本病理学会：4,000名（専門医1,800名） 日本臨床検査医学会：3,000名（専門医600名） 日本臨床検査医学会の現状 会員数の減少傾向（特に技師会員）。 学問領域の広がり（拡散）：自動化学会?臨床化学会?臨床微生物学会?検査血液学会?遺伝子診療学会など。 学問的Priorityと大学における教授選考。 病理医の乗り入れ増加（AP/CP増加に対する純粋CP数の伸び悩み）。 一般病院における現状：検体管理加算料?検査室マネージメントなど。 病理専門医からみた臨床検査（アンケート結果） 賛成意見： 　　＊APとCPは関連が深い。 　　＊病院にはCPも必要であり、その場合臨床医より　　　　　　　　　病理医が適当。 　　＊病理医地位向上効果。 反対意見 　　＊APとCPは別物。 　　＊CP業務も行いたいが現状ではAP業務だけで手一杯。 その他意見： 　　＊AP/CPを含めた研修システムの確立。 　　＊細胞診も含め３つの専門医を維持する負担が大きい。 　　＊検体管理加算のためだけのCP申請は不適切。 　 　 臨床検査専門医会の対応 臨床検査専門医会では3年前より「未来ビジョン委員会」を立ち上げ、その中のワーキンググループの一つとして「AP/CP活動支援WG」を持っている（チーフ：村田哲也）。 臨床検査医学会としての対応はやや鈍い点があるが、臨床検査専門医会はかなりの危機感を抱いている。 ＊病理学会に対するアレルギーのある臨床検査専門医も少なからず存在している。 病理学会と臨床検査医学会の専門医 病理専門医は臨床検査専門医資格を比較的取得しやすい→近年では臨床検査専門医試験合格者のほぼ半数が病理医で占められている。 逆に臨床検査専門医が病理専門医資格を取得することは、現状ではかなり困難である←形態診断学の特異性、死体解剖資格の必要性などによる。 病理専門医と臨床検査 平成16年度から始まる臨床研修システムでは研修医に対するCPCが必須化され、病理専門医も（特にCP不在の地域病院では）臨床検査の知識が不可欠となっている。 病理専門医試験でも臨床検査の知識を問う必要がなかろうか：臨床細胞学会領域の細胞診が病理専門医試験でも出ているように。 病理学会でも学会主催のCPCが必要では？ 臨床検査医学会との相互乗り入れ 学術集会の合同開催：消化器系学会（消化器病?消化器内視鏡?肝臓?膵臓?胆道?消化器集団検診）におけるDDW-Japanのような形で、病理?臨床検査関連学会の合同開催はできないだろうか。 支部会レベルでの合同開催はできないだろうか。 学術集会の部分共催：病理学会における臨床細胞学会共催の臓器別病理診断講習会のように、CPCなど互いに役立つ講習会を互いに行えないだろうか。 臨床検査医学を病理専門医のサブスペシャリティーとして位置づけることはできないだろうか。 臨床検査医学会には病理担当理事がいる。病理学会にも臨床検査に関する委員会（AP/CP委員会）や連絡担当委員ができないだろうか。 臨床検査専門医へ門戸を開く 臨床検査医学会に働きかけて、臨床検査専門医が病理専門医も受験するよう勧誘する。 臨床検査専門医が病理専門医を受験する際には何らかの特典（学会歴など）をつける。 病理専門医のサブスペシャリティーとして、皮膚病理や神経病理以外に「臨床検査」も加える。 ＊「細胞診」もサブスペシャリティーとすると、細胞学会の指導医も病理学会に取り込めるのではなかろうか。 今後の問題点 研究内容：病理と臨床検査でかなり大きな違いがある。しかしながら病理学は元来ヘテロな集団であり、臨床検査分野の研究と「相容れない」ことはないだろう→病理学会に分科会（実験