気体分子内壳光电子分光.pdfVIP

気体分子の内殻光電子分光： 共鳴、量子干渉、非断熱効果と内殻イオン化状態の構造決定 平成18年度～平成19年度科学研究費補助金 （基盤研究（B））研究成果報告書 平成20年吉月 研究代表者　上田　潔 L h t I ・ ． l V 一 ． 卜 ヽ 坤 東北大学多元物質科学研究所教授 はしがき 分子が電子励起あるいはイオン化されると，一一一般に電子基底状態とは異なる安定構造をとるために，そ の電子スペクトルには振動構造が現れる．電子スペクトルに現れる振動分布は，断熱近似に基づき，始 状態と終状態との間の毛なり積分であるフランクコンドン閃子により決定されるが，内殻光イオン化に おける光電子スペクトルの振動構造は，様々な要因により，フランクコンドン因子だけでは説明できな い．木研究では，内殻光イオン化に伴う共鳴現象，非断熱効果，量子干渉効果等が光電アースベクトルに 及ぼす効果を明らかにし，これらの知見から，分子内殻イオン化状態の安定構造を決定することを［指 した．本研究成果報告書では，すでに出版済みの成果の研究論文の別刷りをもって報告に代えた．分子 内殻イオン化ダイナミクスの研究の発展に，本報告が役立てば幸いである． 研究組織 研究代表者 1二円　潔 （東北大学多元物質科学研究所教授） 研究分担者 PrtImperGeorg （東北大学多元物質科学研究所助教） 研究協力者 福澤　宏貫 （東北大学多元物質科学研究所教育研究支援者） LiuXiaoJing （日本学術振興会外国人特別研究員） 白木　拓郎 （東北大学大学院理学研究科大学院生） 寺西　孝説 （東北大学大学院理学研究科大学院生） 坂井　健太郎 （東北人学大学院理学研究科大学院′生） 欝藤　則生 （産業技術総合研究所計測標準研究部門室長） 森下　雄一一一郎 （産業技術総合研究所計測標準研究部門研究員） 日中　隆宏 （上智入学理工学研究科大学院生） 星野　正光 （L智大学理工学部助教） 田中　大 （上智大学理1二学部教授） 北島　昌史 （東京工業大学．哩」二学研究科准教授） 江原　正博 （京都大学大学院工学研究科准教授） 申辻　博 （京都大学大学院上学研究科教授） 永谷　晴信 （京都大学　大学院理学研究科助教） 岩llJ　洋士 （京都大学大学院理学研究科大学院生） 八尾　誠 （京都大学大学院理学研究科教授） 長岡　伸一 （愛媛大学大学院理1学研究科教授） 為則　雄祐 （高輝度光科学研究センター研究員） LuccheseRobertR （TexasA＆MUniversity，USA） McKoyVincent （CalifbmiaInstituteofTechnology，USA）