熊本大学大学院自然科学研究科博士前期课程理学专攻地球环境.PDFVIP

熊本大学大学院自然科学研究科（博士前期課程）理学専攻地球環境科学コース 入学試験問題【専門】についての注意事項 １． 全14 の設問の中から４問を選んで解答せよ。ただし設問群A，B，C のそれぞれから 1 問ずつ選び解答すること。残り 1 問はいずれの設問群から選んでもよい。 ２． 解答には，設問ごとに１枚の解答用紙を用いること。 ３． 各解答用紙の左上の［ ］に，解答する設問の番号を記入のこと。 熊本大学大学院自然科学研究科（博士前期課程）理学専攻地球環境科学コース入試問題（平成 24 年 8 月 23 日） 専門【その 1】 設問群 A ： ［A1］~ ［A5］ ［A1］多成分多相系におけるギブスの相律について以下の問い(1)~ (3)に答えよ。 (1) ギブスの相律における自由度とは何か。 (2) 平衡の条件からギブスの相律を導け。ただし成分の数はc個，相の数はp個とする。 (3) 次の2つの系を考える。 系A : 藍晶石，紅柱石，珪線石よりなる系 系B : 紅柱石，珪線石，ムライト, 石英よりなる系 温度圧力図において系 A の不変点では，藍晶石＋紅柱石＋珪線石の 3 相が共存している。一方，系 B の不変点で は紅柱石＋珪線石＋ムライト＋石英の 4 相が共存している。系 A と系 B の不変点における相の数の違いはなぜ生じて いるのか，ギブスの相律に基づいて説明せよ。ただしムライトは2Al O ・SiO という一定組成を持つものとする。 2 3 2 ［A2］以下の語群から4つを選び，各100~200字程度で説明せよ。 ○ペロブスカイト型構造 ○調和振動モデル ○XAFS ○構造相転移 ○クラペイロンカーブ ○放射光 ○共晶系 ○単位格子 ○累帯構造 ○ダイアモンドアンビルプレス ○テクタイト ○ゼノリス ○スノーボールアース ○コンドリュール ○松山逆磁極期 ［A3］以下の問い(1)~ (2)に答えよ。 (1）火山噴出物のうち，固結し比較的均質なものを「溶岩」と総称する。「溶岩」のうち，溶岩流とアグルチネート， それぞれの特徴をあげ，両者の見分け方を説明せよ。説明に必要ならば絵を描いてもよい。 (2）Sparksの噴煙柱モデルを説明せよ。また噴煙柱の高度によって噴火様式がどのように変わるかを説明せよ。 ［A4］古地磁気研究は岩石の磁化を測定することから始まる。しかし，岩石の磁化方位は過去の磁場方位と同じであるとは 限らない。その理由について述べ，得られた磁化方位が過去の磁場方位であることを確かめる方法について述べよ。 ［A5］次の図は太陽系に存在する固体惑星及び衛星の赤道半径と平均密度を示したものである。この図から読み取ることの できる事項について論ぜよ。 熊本大学大学院自然科学研究科（博士前期課程）理学専攻地球環境科学コース入試問題（平成 24 年 8 月 23 日） 専門【その２】 設問群 B ： ［B1］~ ［B4］ ［B1］地層の累重関係のうち，整合・準整合（パラコンフォミティ）・平行不整合・傾斜不整合について，それぞれの特徴を 簡潔に述べよ。また，これらの中で，野外の観察だけで決定することが，とくに難しいのはどれか。その理由と解決 する方法の例を記せ。 ［B2］堆積粒子の運搬に関する以