圧送便器.DOCVIP

Ⅰ．総則 1．適用範囲 住宅?介護施設?福祉施設の居室等のベッドサイドに設置され、主としてトイレへの移動が困難な人の排泄行為の支援を目的とした、腰掛式圧送便器に適用する。 図書 □ 2．用語の定義 3．部品の構成 圧送便器の構成は表－１による。 表－１　構成 注）構成の別 ●：（必須構成部品）住宅部品としての基本性能上、必ず装備されていなければならない部品及び部材を示す。 ○：（セットフリー部品）必須構成部品のうち、販売上必ずしもセットしなくてもよい部品及び部材を示す。 図書 □ 4. 材料 必須構成部品に使用する材料は、名称及び該当するJIS 等の規格名称を明確化し、又は、JIS 等と同等の性能を有していることを証明したものを対象とする。 図書 □ 5. 施工の範囲 構成部品の施工範囲は、原則として次による。 a)圧送便器の組立て 便器、便座、自動便器洗浄装置、圧送排水ユニット、肘掛け、背もたれ、プレートの組立て、給水ホース、排水ホースの組立て。 図書 □ b) 便器と圧送排水ユニットの接続 　排水ジョイントを使って便器の排出口と圧送ユニットの流入口の接続。 図書 □ c) 便器と給水ホースの接続 便器(給水口)と給水ホースの接続。 図書 □ d) 圧送排水ユニットと排水ホースの接続 図書 □ e) 給水管と給水ホースの接続 給水を行う給水管への給水ホースの接続。 図書 □ f) 排水管と排水ホースの接続 排水を行う排水管への排水ホースの接続。 図書 □ g) 試運転 　 施工完了後の試運転。 図書 □ h) その他構成部品の取り付け 図書 □ 6．寸法 a) 便器の寸法は、JIS A 5207：2014（衛生器具－便器?洗面器類）の6.1「形状?寸法」の重要な寸法に準拠する。 図書 □ b) 便器の寸法許容差は、JIS A 5207：2014（衛生器具－便器?洗面器類）の6.2「寸法許容差」による。 図書 □ c) 給水ホースの口径は、給水時間や便器の洗浄性能に支障のない寸法とする。 図書 □ d) 排水ホースの口径は、排水時に配管内に汚物がつまらず、残らない等円滑に排水できる寸法とする。 図書 □ Ⅱ．要求事項 1　住宅部品の性能等に係る要求事項 1.1　機能の確保 a) 便器及び構成部品の品質 1)　便器の外観およびホースの内外面 ① 便器の外観は、「洗浄面及び見え掛かり面の外観」に倣い、ひび割れ等の存在を許さない欠点がないこと。 ＜試験：JIS A 5207:2014（衛生器具－便器?洗面器類）の7.2.1「洗浄面及び見え掛かり面の外観」＞ 試験 □ ② 給水ホース?排水ホースの内外面は滑らかで、使用上有害な傷、割れ等のないこと。 試験 □ 2) 便器の品質 インキ浸透度は、「インキ浸透度試験」に基づく試験を行い、インキ浸透度が3㎜以下であること。 ＜試験：JIS A 5207: 2014（衛生器具－便器?洗面器類）の8.1.1 a)「インキ浸透度試験」＞ 3) 止水性 便器の止水性は、施工説明書等に基づき接続した状態で、「止水機能試験」に基づく試験を行い、各接続部からの水漏れがないこと。 ＜試験：BLFT PWC-01「止水機能試験」＞ 試験 □ b)騒音 本体の洗浄?排出時の騒音は、「便器の騒音試験」に基づく試験を行い、洗浄操作を行ったときのピーク値が65dB(A)以下であること。 ＜試験：BLFT PWC-02「便器の騒音試験」＞ 試験 □ c) 洗浄?排出?搬送 1)　給水流量 ① 給水量は、施工説明書等に基づき接続した状態で、「給水流量試験」に基づく試験を行い、大便器の使用に支障のない時間に給水が終わること。 ＜試験：BLFT PWC-03「給水流量試験」＞ 試験 □ ② 本体への給水流量は、給水圧に対応した調整ができること。 図書 □ ③ 洗浄水量 L以下であること。 ＜試験：BLFT PWC-04「洗浄水量試験」＞ 試験 □ ④ 洗浄性能 便器の洗浄性能は、「洗浄性能試験」に基づく試験を行い、洗浄面にインキの跡が残らないこと。 ＜試験：BLFT PWC-05「洗浄性能試験」＞ 試験 □ ⑤ 排出性能 　ⅰ) 便器の排出性能は、「排出性能試験」に基づく試験を行い、封水部の汚水入れ替わり率が95%以上であること。 ＜試験：BLFT PWC-06「排出性能試験」＞ 試験 □ ⅱ) 便器の排出性能は、「排出試験」に基づく試験を行