腰痛教育 - 劳动者健康安全机构.ppt

腰部は、椎体、椎間板、腰部脊髄、それから 腹筋や背筋などの筋肉群などから構成されます。 腰痛の主な原因としては、これらの筋肉系、骨格系 など、物理的な原因によるものと、その他の原因 によるものに分かれます。 * 普段皆さんが、腰が痛いと訴えられるものの多くは、 腰を構成している部分のいずれかが障害を受けることに よって腰痛が出現し、代表的なものとして、腰部椎間板 ヘルニアがありますが、その他の原因にもあるように、 精神的なストレスや内臓疾患など、一見腰痛と関係ない ものが原因となりうることにも注意が必要です。 * また、職場で起きる急性腰痛の原因として、腰の動きを知っておく ことも大切です。 主な動作は、曲げる（前屈）、反る（後屈）、側屈、ひねる（回旋）、です。 これらの動作が組み合わさるような作業時に腰痛を発症する ことが多いと言われています。 特に、後ろを向きながら体を捻る、いわゆる『うっちゃり』の姿勢 は危険な体勢です。 これらの動作が過度?急激に起こらないようにすることや、動作が 組み合わさらないように作業管理を行うことが腰痛予防に繋がります。 * * 腰の動作が腰痛の原因になることは、今お話した通りですが、 腰痛を起こしやすい職場の要因として、以下の３つがあります。 1つ目は動作に関係したもの、つまり作業管理に関係することです。 ２つ目は環境に関係したもの、作業環境管理につながることです。 ３つ目は労働者個人に関係したもの、つまり個人の問題です。 * 動作に関係したものとは、腰の動きに関するもので、 以下のように、腰部に、 （１）強い力が働くなど瞬間的な力のオーバーする場合 （２）前屈、後屈、捻転など過度の動きを行った結果、 　　可動域の限界を超える場合 （３）長時間同じ姿勢を保った結果、負荷の持続が起きる 　　場合 （４）準備ができていない状態での急激、不用意な動作を行 　　うなど、不意の力が働く場合 などの際に腰痛が起きやすい状況となります。 * 環境に関係した要因としては、 振動、寒冷、床面の状態、照明など、仕事場における あらゆる環境を指します。 労働者個人に関係した要因としては、 年齢、性別、体格、筋力など身体的要因と 仕事に対する習熟度、熟練度という要因があります。 当然、業務歴が浅いほど危険は増えますし、 身体能力が落ちる５０歳以降も注意が必要です。 体力に関する体力テストの合計点と、年齢および意識との関係です。 年齢とともに体力テストの合計点が低下することがわかります。 また、体力に自信があると答えた人は、不安があると答えた人より 体力テストの合計点が高いこともわかります。 加齢とともに体力が低下することを理解しつつ、普段から自分の 体力について関心を持つことが大切です。 * * よって、作業要因、環境要因、個人要因ごとに対策を立てることが 腰痛防止のためには重要です。 これら３つをまとめて、労働衛生の３管理と言います。 特に、作業管理、作業環境管理を行うことが重要であり、 健康管理は疾病を見つけるための、いわば最後の手段を 考えがちですが、腰痛の発症を予防する体操（腰痛予防体操） も大切です。 腰痛の危険性自体をなくしてしまうことが理想の手段です。 しかし、現実としては理論通りにいかないことも多く、また 作業環境に設備投資をするためには、さまざまな手間が必要なこと が多いため、それぞれの管理で補っていく必要があります。 * 腰痛に関する作業管理を実施する場合のポイントです。 （１）自動化、省力化 （２）作業姿勢、動作 （３）作業標準の作成 （４）休憩 作業場所によっては、実行しにくい項目もあると思います。 まず、腰痛発症要因について、何が問題で、どの対策であれば実現 できるかということを考えていくことが、腰痛対策を始める 第１歩になります。 * 自動化、省力化では 腰部に著しい負担のかかる作業を行う場合には、作業の全部または 一部を自動化、機械化を行い、労働者の負担の軽減することが望ましい ですが、それが困難な場合は、適切な補助機器を使用することとなっています。 自動化は根本的な解決策ですが、設備投資費用によっては実現困難 なこともあります。 * 作業姿勢、動作については以下の点に注意する必要が あります。 まず、腰部に負担のかかる中腰、ひねり、前屈、後屈捻転 等の不自然な姿勢をなるべくとらないようにすることとなって います。中腰作業やひねり動作は不安定な姿勢となります し、前傾姿勢が強まるほど腰部への負担は大きくなります。 これらの姿勢をとらず、自然に正面を向いた適切な高さで 作業が行えるように管理する必要があります。 また、ライン作業などで同一工程に従事する場合や、運転 業務に従事す