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【 参 考 資 料 】 本資料は、前回の会合において配布した資料について、 今回の議論の参考のために再度配布するものです。 Ⅰ．防災行動に関連して必要とされる情報 行政と住民等の間の情報共有化について検討を行うためには、大前 提として伝わるべき情報がどのようなものであるか明らかにするこ とが不可欠である。 どのような状況に置かれている者が、どのような時期にどのような 情報を必要としているかを明確にする必要があり、東京大学社会情報 研究所が、阪神淡路大震災と浜田水害について、住民に必要な情報に ついてのアンケートを行った結果をもとに、時間の推移も踏まえた情 報ニーズの内容について整理した結果が表－１、表－２である。 また、阪神淡路大震災における情報ニーズの変化についての別途の 調査として、表－３がある。 災害時に必要となる情報の内容と特徴について、東京大学社会情報 研究所資料等から表－４のように整理した。 表中における分類の意味 ①住民の立場の分類について 表の作成に当たっては、災害時における住民の立場を以下に示す ３パターンに分類し、立場の違いによる情報取得の目的、伝達手段 について整理した。 ＜住民の立場の分類＞ ○重度被災者 ：住居家屋の倒壊など重大な被害を受け、避難をし いられる者 ○軽度被災者 ：被災地域内に居住し、生活が影響を受けるものの、 避難の必要がない者 ○被災地域外者：直接、被害を受けない地域の者 ②目的行動の分類について 災害時に情報を収集する主な目的行動について、予想される住民 の行動を以下のように分類して整理した。 ＜住民の行動の分類＞ ○安全の確保 ：自分及びそばにいる家族等の身の安全を確保する ○安否確認 ：自分以外の誰かの安否を確認する ○救援 ：防災機関や知人等の救援を要請する（待つ） ○避難 ：安全な場所へ移動する ○生活 ：食糧、水、衣料、住居等の確保・入手と生活・健 康の維持 ○避難生活 ：避難所における当面の生活の維持 ○生活再建 ：恒久的生活基盤の構築 ○予定変更 ：出張・旅行等の行動予定を変更する ○社会経済活動への波及 ：企業、銀行等の営業状況等を把握する ③情報のニーズについて それぞれの場面（ステージ）における情報のニーズは以下の通り ◎：当該調査で実施されたアンケート結果（マルチアンサー方 式）として回答が多かったものの６位までの情報。 ○：当該調査で実施されたアンケート結果（マルチアンサー方 式）として回答があったもの。 表－１　【地震時にニーズが高いとされている情報】 ※ステージ毎のニーズについて 　◇東京大学社会情報研究所によるアンケート結果に加筆修正。 　◇“◎”印：当該調査で実施されたアンケート結果（マルチアンサー方式）として回答の多かったものの６位まで。 ステージ 情報の種類 情報の内容 住民の立場 主な情報の目的 発災 情報の主な発信者 主な伝達手段 平常時予警報 ～1週間～1ヶ月～6ヶ月6ヶ月～ ～３日 本震情報