Ⅲ 广域推进事项.PDFVIP

病害虫発生事例情報の共有化 ～普及センター内での資料資産蓄積と共有化体制の確立～ 【広域 ：情報 ・クリーン･有機】 １ 課題設定の背景 普及センターは農業者に対して、作物の病害虫防除診断と対応指導をおこなっている。この 結果は、現在、本所 ・分室 ・支所に分散して保管されている。これらは、のちの普及活動にと って利用価値が高く、散逸しないように保存していく必要がある。石狩管内全体で保管 ・共有 するための所内体制を構築し、診断依頼に対し迅速に対応できるよう情報の共有化を進めた。 農業者より依頼のあった病害虫診断・対応の流れ 対応依頼 診断依頼 農業者 普及センター 農試 対策アドバイス 結果通知 データ保存の現状 本所・分室 → 診断データは紙で保存、画像データは普及員個人が保存 支 所 → 平成22年より一括電子ファイル化保存 ①散逸を防ぐため、電子ファイル化し管内で一括保存 ②本所・支所・分室で共有化し、迅速な診断に役立てる ２ 活動内容 (1) 病害虫発生事例情報の電子ファイル化と蓄積のための所内体制の確立 情報 ・クリーン・有機担当者で構想を打ち合わせ、植物保護担当者で所内体制の構築を 行った。 所内取りまとめ体制 １月末まで ２月末まで ３月上旬 本所 ・分室 ・支所 管内植物保護責任者 管内 各普及指導員 植物保護担当 及び 情報 本所植物保護責任者 責任者 診断依頼票 情報の加工 管 内共 とりまとめ 診断依頼票のPDF化 有作業 画像はＮﾄﾞﾗｲﾌﾞ経由にて提出。 一覧表の作成 診断依頼票が電子ﾌｧｲﾙの場合は診断依頼票と画像をＮﾄﾞﾗｲﾌﾞ経由で提出。 診断依頼票が手書きの場合は、診断依頼票をｺﾋﾟｰし植物保護担当者まで提出。 ３ 活動成果 (1) 病害虫発生事例情報の電子ファイル化と蓄積 表 電子ファイル化 ・蓄積した診断事例件数 平成24年度 支所 分室 本所 ２４ ０ ２１ 病害虫発生事例情報はエクセルシート上に目次を作成し、関数でリンクを作成することで、 - 13 - 目次をクリックすると目的のフォルダが開くように設定し、利便性を向上させた。 ク リ ッ ク 電子ファイル化 ・蓄積した病害虫発生事例情報 (2) 石狩管内 （本所 ・支所 ・分室）での共有化 石狩農業改良普及センターにおける情報システム利活用の方向については、所内で平成 21年～26年までに実現させる構想を立て構築を進めている。 本年度は、本所 ・分室 ・支所に情報蓄積専用のハードディスクをそれぞれ設置し、行政 情報システム経由で資料を受け渡し、資料の共有化を図る仕組みを構築しつつある。 病害虫発生事例情報については、今回構築しつつ