学级活动学习指导案-hiroshima.PDFVIP

学級活動学習指導案 呉市立広中央中学校 大室 吉樹 １ 日 時 平19年12月10日～14日 ２ 場 所 第１学年教室 ３ 学 年 第１学年 ４ 題材名 「アルプス魔法の石」－グループワーク・トレーニング－ ５ 題材設定の理由 国立教育政策研究所生徒指導研究センターは，「生徒指導体制の在り方についての調査研 究」(平成18年５月)の中で，子ども達を取り巻く社会環境が大きく変化する今日，問題行動 への予防や解決と児童生徒の健全育成に当たっては，児童生徒一人一人の規範意識を高め， 自己を律し社会的自立をすすめていくことが極めて重要な課題となっていると述べている。 また，中学校学習指導要領特別活動の目標においては，「望ましい集団活動を通して，心身 の調和のとれた発達と個性の伸長を図り，集団や社会の一員としてよりよい生活を築こうと する自主的，実践的な態度を育てる」と示している。 所属校の生徒は，のびのびと快活であり，素朴で素直である。しかし，学年が上がるにつ れて服装等の違反が増え，相手の気持ちや状況を考えないで平気で発言するなど，集団の一 員としての望ましい行動がとれない場面も見受けられる。これらのことから，望ましい集団 をはぐくみ，集団のルールを進んで守ろうとする規範意識を育成する必要があると考える。 特別活動において，決められた課題を集団の持つ力を活用した相互的な活動と，その振り 返りにより変容を促すグループワーク・トレーニングを行う。この活動で，生徒は集団の一 員としてルールを守ることの意義に気付き，さらに，自他の相互作用を生かした活動により， 自尊感情がはぐくまれ，相互信頼感を深める。これらのことにより，望ましい集団をはぐく み，規範意識が高められると考える。 ６ 題材の目標 ○ 課題をすることで，人とかかわる楽しさや協力することの喜びを感じさせる。 ○ 班の中で，自分の考えをしっかり伝えることができる。 ○ 自分で見通しを持って考え，自分で判断することができる。 ○ 話し合いのルールを学ぶ。（班員の考えに耳を傾け，意欲的に話を聴くことができる。） ○ お互いの意見の違いを受け入れ，多数決でなく班の意見をまとめる態度を育てる。 ○ グループワーク・トレーニングのねらいや進め方を理解する。 ７ 題材の評価規準 関心・意欲・態度 思考・判断 表現・技術 知識・理解 課題をすることで，人 自分で見通しを持っ 班の中で，自分の考 グループワーク・トレ とかかわる楽しさや て考え，自分で判断す えをしっかり伝える ーニングのねらいや 協力することの喜び ることができる。 ことができる。 進め方を理解する。 を感じさせる。 学習指導案例１ 『みんなでコピー』（第１時） １ 本時の題材 『みんなでコピー』 ―グループにおける自分の役割を意識する― ２ 本時のねらい (１) 課題をすることで，人とかかわる楽しさや協力することの喜びを感じさせる。 (２) グループワーク・トレーニングに対しての活動意欲を高める。 (３) 「みんなでやれた」という実感を体感させる。 ３ 準備物 ルール説明用模造紙，振り返りシート ４ 展 開 場面 学習活動 指導上の留意点 評価方法等 １ 説明 初めに班隊形にし，