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表 医学における因果推論の歴史のまとめ （日本史・世界史の豆知識も混ぜました） 17 世紀、カルダノ、パスカル、フェルマー、ホイヘンス等による確率論の始まり 1603 年、徳川幕府開かれる 1618 年、千姫が嫁いで現在の姫路城がほぼ完成し、大正期以後の姫路のガキに遊び場を提供 1620 年、フランシス・ベーコン、『ノヴム・オルガヌム』 1628 年、ウィリアム・ハーヴェーが血液循環説を発表、論争となる 1637 年、ルネ・デカルト、『方法序説』 1638 年、原城陥落、天草四郎死亡 1648 年、ウエストファリア条約（三十年戦争の講和条約、近代国際法の元祖） 1662年、ジョン・グラント、ロンドンで死亡率を分析した『Natural and Political Observations Made upon the Bills of Mortality』を出版（貿易商であった彼の趣味らしい） 1687 年、アイザック・ニュートン、『自然哲学の数学的諸原理（プリンキピア）』 1700 年、ラマッツィーニ、『働く人々の病気』を出版 1703 年、赤穂浪士、吉良邸に討ち入り「おのおのがた･･･」 1739 年、デイビッド・ヒューム 『人性論』で因果律の問題を指摘 1747 年、ヒューム 『人間知性研究』、ジュリアン・オフレ・ド・ラ・メトリー『人間機械論』 1751 年、後の米沢藩主上杉鷹山生まれる「なせばなる、なさねばならぬなにごとも･･･」 1753 年、イギリス海軍軍医ジェームス･リンド、柑橘類と壊血病に関する検証 1775 年、ロンドンの外科医パーシバル・ポット、職業がんとして煙突掃除夫の睾丸腫瘍を報告 1777 年、ラボアジェによる酸素説 1781 年、イマニュエル・カント『純粋理性批判』 1796 年、エドワード・ジェンナー、息子でない8 歳の少年に牛痘を接種し天然痘予防効果を確認 1804 年、ナポレオン皇帝になる 「余の辞書に不可能の文字はない」、同年 11 月 14 日、華岡青洲が 全身麻酔手術に成功 1811 年、アボガドロの法則 1814 年、ラプラス 『確率の哲学的試論』 1828 年、ピエール＝シャルル・ルイ、『炎症疾患における瀉血の影響に関する研究』 19 世紀半ば、ヘンレの係蹄の発見、解剖学そして生理学の発達 1843 年、JS ミル『論理学大系』、four canon で比較の原則を論じた 1847 年、ゼンメルワイス産褥熱の原因発見と、対策として手術手洗い法の提示 (院内だけでなく病理学のウィルヒョウなどから手厳しく批判を受ける) 1849 年、ジョン・スノー 『コレラの伝染形態』、 1850 年、ロンドン疫学会創設 1854 年、ジョン・スノー、水道会社別のコレラ死亡率の検証、コレラによる死亡者をプロットし た疫学的地図によるコレラの原因に関する一連の研究 1 1856 年、ウィルヒョー、ベルリン大学で病理学の教授に就任 1859 年、ダーウィン『種の起源』 1865 年、ベルナール 『実験医学序説』で実験を強調、デテルミニムス・ホメオスターシスの提唱、 1865 年、坂本龍馬ら長崎に亀山社中を結成 19 世紀後半から、生理学、細菌学、薬理学、病理学、衛生学の発達 1878 年、シューミーデベルクが薬理学の古典的教科書である『Outline of Pharmacology』を出す 1879 年、ペッテンコッヘルがドイツ初となる衛生学講座をミュンヘン大学に創立 1884 年、高木兼寛、軍艦筑波号で脚気予防のために航海実験 1885 年、ロベルト・コッホによるコレラ菌の発見 1887 年、青山胤通、ドイツ留学から帰国し東京帝大医科大初代内科学教授に就任、青山内科とし て全国に知れ渡った。 1888 年、森林太郎（森鴎外）、ドイツ留学から帰国（1907 年、陸軍軍医総監就任） 1892 年、コッホの原則、カール・ピアソン『科学の文法』 1900 年、遺伝法則の再発見 20 世紀前半 ウイルスの発見とウイルス学、公衆衛生学、食品衛生の制度化、近代統計学の確立 1918-1919 年、スペイン風邪の流行 1923 年、反事実モデルがネイマンによりランダム化実験に導入された 1922 年、フロストがジョンズ ・ホプキンス大学公衆衛生大学院の疫学公衆衛生学教室教授に就任 1927 年、ロ