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今日日本 《ひだまり》では、現代の日本の文化･ 社会事情を写真と文章で紹介する 「今 日日本」と、「今日日本」を題材にし 日本のファストフード た授業案を掲載します。 現代の食生活を垣間見る 　どんぶりに入れたご飯の上におかずをかけた「～丼」と呼ばれるメ ルとなった。この頃、流行した牛肉の煮込み料理をご飯にかけて食べた ニューは、代表的な日本のファーストフードのスタイルだ。作りやすく、 のが、牛丼の始まりのようだ。現在では、街のあちこちに牛丼屋がある。 食べやすい。どんぶりに入れることで、気軽で庶民的な感じになる。 　牛丼チェーンの老舗であり最大手である吉野家は、日本国内で1000 　牛丼は、醤油と砂糖で甘辛く煮た肉とタマネギをご飯にのせたもの。 店舗以上を、海外では、米国、中国、シンガポール、フィリピン、マレー 奈良時代 （710-794）に殺生を禁じる仏教の影響で「肉食禁止令」が出 シア、オーストラリアなどで258店舗を展開している。牛丼チェーン店 されたことで、日本では長い間肉を食べる習慣がなかった。明治時代 には、吉野家のほかに松屋、すき屋などがある。どの店も、牛丼300 に多くの西洋文化と共に、肉料理も入ってきた。初めはなかなか受け入 ～400 円で提供しているが、牛丼と一緒に、味噌汁、サラダ、生卵（溶 れられなかったが、政府が健康にいいという理由で肉食を勧めたりした いて牛丼の上にかける）、お新香 （いずれも50～100円） ことで、一気に広がった。牛肉を食べることが文明開化の一つのシンボ などを一緒に食べる人が多い。ボリュームのあ る食事が安くて簡単にとれることから、 牛丼は特に男性に人気がある。 C D 家 野 吉 ： ぎゅう ど ん 真 牛 丼 写 て ん て ん ど ん 　天ぷらは、小麦粉と卵と水を混ぜて作った衣を野菜や魚につけて油 天ぷら・天丼 で揚げたもの。天ぷらでよく使われる食材は、エビ、イカ、キス、かぼちゃ、 なす、いんげん、さつまいもなど。また、小さく切ったいろいろな食材をいっ れるが、一流店で食 しょに揚げるかき揚げ（例えば、小エビと玉ねぎ、ニンジンなど）も人