「ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律」.pdfVIP

「ヒトに関するクローン技術 「ヒトに関するクローン技術 等の規制に関する法律」 等の規制に関する法律」 解説資料 解説資料 文 部 科 学 省 研 究 振 興 局 生 命 倫 理 ・ 安 全 対 策 室 １．クローンって何？ １９９７年２月 体細胞クローン羊「ドリー」誕生の報道 全く同じ遺伝子構 造をもつ親子 クローン技術とは・・・ 他の個体と同一の遺伝子構造を持つ個体を生み出す技術 通常の生殖 クローン技術による生殖 同一遺伝情報の ため、同じ特徴を 持つ子が生まれる 子は両親の特徴を 受け継ぐ ２．クローン動物の作り方と応用例 受精卵クローン 他の未受精卵に核移植 人工的に同一遺伝子をもつ子供の作成 受精の過程を経ている。 体細胞クローン 核を取り除く 核移植 発生 未受精卵 雌のみで自分と同じ遺伝子を持つ 子供を作ることができる。（無性生殖） 動物クローン技術の想定される応用例 食料の安定供給 肉質のよい牛など有用家畜の大量生産 医薬品の製造 遺伝子組換え動物のクローンによる医薬品生産 希少動物の保護・再生 近縁動物の卵・子宮を用いた個体の再生 実験用動物の革新 モデル動物の大量生産 ３．ヒトにクローン技術を 適用することの問題点 動物では有用であるが、クローン技術をヒトに応用すると 以下のような問題が生じる。 １．「人の尊厳の侵害」 → 人間の唯一性の崩壊 → 人間の意図的生産（＝人の道具化） ２．「社会秩序の混乱」 → 家族秩序の混乱 ３．「安全性の問題」 → 動物実験で死産・過大児等が多く安 全性が未確認 ４．クローン技術規制法の概要 「特定胚」とは？ ヒトの亜種の胚又は一部にヒトの要素を含む胚などを、クローン技 術規制法により９種に分類し、人クローン胚、ヒト動物交雑胚などと 定義したもの。（次頁参照） ◆クローン個体等の産生を禁止！！ クローン技術規制法 第３条により 人クローン胚、ヒト動物交雑胚、ヒト性集合胚、ヒト性融合 胚の４種の胚を人又は動物の胎内に移植することを禁止。 →個体の産生を罰則付きで禁止。 （違