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道路巡視業務実施要領 道路巡視業務は，この要領により実施するものとする。 １ 整備パトロールの実施 (1) 実施体制 業務受託者（以下「乙」という。）は，道路パトロールを班体制で実施するもの とし，道路管理に習熟したパトロール員3 名以上（うち 1名は，自動車運転手と する。）で編成するものとする。また，緊急時に業務委託者（以下「甲」という。） に連絡がとれる体制とする。 (2) 実施日，実施時間，巡回頻度及び計画書の提出 ① 整備パトロールは，日曜日，土曜日，祝日及び年末年始（12 月29 日から１ 月3 日まで）を除いて実施するものとし，8 時30 分から17 時15 分までの範 囲内で実施するものとする。 ② 巡回頻度は，委託路線全線について月4 回（週1 回）を目安とし，同一路線 を再度巡回する場合は，1 週間程度の間隔をとることとする。 ③ 路面が凍結又は積雪状態にあるときは，安全が確保出来る範囲で巡回するこ と。 ④ 乙は，委託契約の締結後，速やかに，「巡回計画書（様式１号）」を作成し， 甲に提出するものとする。 ⑤ 乙は，毎月，月ごとの「整備パトロール実施計画書（様式2 号）」を作成し， 実施日の7 日前までに甲に提出するものとする。 ⑥ 甲は，本項第4 号の「巡回計画書」及び第5 号の「整備パトロール実施計画 書」の内容が，業務実施上疑義があると認められるほか特段の事情があるとき は，乙に計画の変更について協議できるものとする。 (3) 協議?調整 業務に関する協議?調整を，原則※として週１回定期的に各建設事務所 （支所） において実施するものとする。 ※乙との協議により，その他の方法で協議?調整が可能であればその限りではな い。 (4) 使用する資器材 ① 使用する自動車（以下，「巡回整備車」という。）は，道路維持作業車として 公安委員会の指定を受けたものであるほか関係法令に適合するものであること。 ② 整備パトロールには，次の用具等を携行すること。 この要領に定める様式3 号～6 号の書類，道路巡視業務点検マニュアル，応 急措置時の保安マニュアル，カメラ，セーフティコーン，旗（赤，白各2 本）， 保安ロープ，バリケード，方向指示板，合図灯，保安灯，ツルハシ，スコップ， 1 長鎌，ハンマー，巻尺，ポール，危険杭，補修材料，油中和剤，手袋，保安チ ョッキ，ヘルメット，ほうき，ゴミ袋，その他必要品 (5) 実施方法 ① 道路施設や道路状況は，車内から確認する。ただし，死角となって見えない 箇所や交通状況により反対車線の確認ができないときは，状況に応じ徒歩によ り確認する。 ② 巡回時の走行速度は，20 ㎞／時を標準とする。 ③ 巡回中は巡回整備車の黄色回転灯を点灯するとともに，表示板の表示を「道 路巡回中」とする。 ２ 道路の状況把握と異常の発見，軽易な異常箇所の応急措置及び道路の美化（投棄 物等の除去） (1) 実施方法 ① 道路施設等の点検項目，点検方法及び異常箇所発見時の対応は，別に定める 「道路巡視業務点検マニュアル」および「異常箇所事例集」によるものとする。 ② 業務実施中に，道路の保全上又は交通安全上，緊急対応を要すると判断され る異常を発見したときは，直ちに応急措置等必要な安全対策をとるとともに， 甲に状況を連絡し対応を協議すること。 (2) その他留意事項 ① 異常箇所の措置は，別に定める「応急作業時の保安マニュアル」を参考に保 安体制を整えた後に行うこと。 ② 応急措置時は，巡回整備車の黄色回転灯を点灯するとともに，表示板の表示 を「整備作業中」とすること。 ３ 各種情報提供（住民からの情報，不法占用等の状況） 巡回中，住民からの情報及び明らかに不法占用等法令違反又は工事現場の道路標 識，保安設備の異常を発見したときは，「情報提供整理表（