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平成 19 年度 庶務調査事業 『滋賀県における放射線測定機器の実態調査』 -保守に関してー 庶務調査委員会 枚田敏幸＊１ ＊２ ＊３ ＊4 *5 *6 ＊7 川合久和 池田知弘 伊藤典子 木村哲也 櫻井甲 野瀬一弘 ＊１済生会滋賀県病院＊２高島総合病院＊３草津総合病院＊４彦根市立病院 ＊５ ＊６ ＊7 大津市民病院 滋賀医科大学付属病院 長浜赤十字病院 １．はじめに 医療が細分化され高度になるにつれ、医療機器を用いて診断、治療等を行うことが必須 の要件になっている。医療機器の適正使用は診断の精度を向上させると共に、治療の経過 観察を行う上でも重要度は増している。しかし、医療機器が適正に使用されるためには、 これらの医療機器が常に正確に作動していることが前提となる。近年、医療機器の保守点 検に関して医療従事者にとっては重要な日常業務の一部として認識され、始業点検をはじ めとして必要な保守点検が実施されている。また、医療機器の高度化とその普及によって、 2005年には薬事法が改正され国際整合の観点からリスクに応じて医療機器のクラスに応じ た医療機器のクラス分類の見直しと業の責任を明確化した1-3）。また、医療法でも医療にお ける安全と信頼の確保という従来の目的と医療の質の向上という視点を重視し医療安全対 策を推進と薬事法との整合性を図るため2007年改正された4-5）。また、医療機器の安全確保 のため診療報酬にて担保されて始めた。このことから滋賀県放射線技師会では診療放射線 技師が行っている医療機器の保守点検に関して調査を行った。 ２．調査対象および方法 2-1滋賀県放射線技師会会員が所属する滋賀県下の施設（診療所を含む）72施設を アンケート方式による調査票を郵送し、記入のうえ郵送 にて直接返送 2-2.調査機種の分類（表2）から医療機器のクラス分類?装置数?装置稼動期間の調査 2-3.施設での保守点検の有無とメーカーによる保守の有無 2-4.メーカーによる保守の年間回数 平成 19 年度 庶務調査事業 表１、調査機器の分類 1.X線撮影装置 6.超音波画像診断装置 1-1一般X線撮影装置 （ディジタル式 アナログ／フィルム式） 6-1超音波画像診断装置 1-2乳房用X線撮影装置 6-2血管内超音波装置 1-3回診用X線撮影装置 1-4歯科用X線撮影装置 7.治療用装置 1-5車載用X線撮